2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14201052
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 英夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90109215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 康成 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (10116056)
佐藤 良明 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (00126278)
岡 秀夫 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (90091389)
河合 祥一郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40262092)
内野 儀 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40168711)
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Keywords | 21世紀 / 英語教育 / 教養教育 / 外国語教育 / TOEIC / TOEFL / 東京大学 / CALL |
Research Abstract |
本研究の目的は、英語という外国語がそれぞれの専門研究に深くかかわるわれわれ英語関係の研究が、21世紀にふさわしい東京大学における教養英語教育を行うためには、いったいどのような歴史的・理論的枠組みに依拠しながら具体的な実践形態をとればよいのかを探ることにある。今年度の具体的な研究内容と想定されていたものは以下の通り。 (1)平成14年度中にコンタクトをとることができた英米中心のいわゆるエリート大学の英語教育学校との関係をより具体的な研究交流レベルへと移行させ、教育プログラム内容や教育方法、テクストの妥当性などの相互検討を通して、東京大学教養学部レベルで実践可能な英語教育プログラムの数後の策定を射程に収め、研究会等を随時開催する。(2)東京大学に入学してくる学生の外部テスト(TOEIC、TOEFL等)における実力がどれほどであるのか、そのサンプルをとるために、今年度は、TOEICのテストを入学直後と年度末の2度にわたり、150名ほどの規模で受験させ、その結果を資料とするだけでなく、分析検討をすることで、当該研究の来年度以降の方向性を考える上での重要な参考資料とする。(3)教養、グローバリゼーションなどの本研究のキーワードとなりうる理論的に重要だと思われる概念についての、人文科学、社会科学、自然科学全般にわたる幅広い基礎資料収(関連図書、並びに関連雑誌記事)を行なう。(担当:全員)。このうち(1)については、諸般の事情により、現在も交渉継続中であり、今年度に期待したような成果を収めることはできなかったが、(2)についてはTOEICのテストを年度初めに実施、その結果、各年度初めに継続的に実施する方針に変更。(3)については、予定通り順調に研究が進みつつあり、来年度はより実践的なレベルでの研究成果を得ることを考えている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Hideo Oka: "English Language Education in JapanムIdeals and Realities"『研究論集』東京大学外国語教育学研究会. 第7号. 1-20 (2003)
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[Publications] 内野 儀: "オニールを読み直せるか?--モダン・ドラマとユージン・オニール"英語青年. 9月号. 2-5 (2003)
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[Publications] 河合 祥一郎: "「『成り上がり者のカラス』はアレンか?」にお答えする"英語青年. 4月号. 66-67 (2003)
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[Publications] 岡秀夫(編集代表): "日本のバイリンガル教育-学校の事例から学ぶ-"三修社. 255 (2003)