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2003 Fiscal Year Annual Research Report

黒液を利用したバイオマスの高効率ガス化法の開発

Research Project

Project/Area Number 14205113
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

宝田 恭之  群馬大学, 工学部, 教授 (70154929)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森下 佳代子  群馬大学, 工学部, 助手 (50344924)
尾崎 純一  群馬大学, 工学部, 助教授 (30214125)
Keywords黒液 / バイオマス / ガス化 / 熱分解 / 触媒 / アルカリ金属
Research Abstract

申請者らは、昨年度までに、黒液およびバイオマス混合試料の二酸化炭素ガス化において、黒液がガス化触媒として作用することを明らかにしてきた,本年度は、黒液およびバイオマスの混合試料の水蒸気ガス化実験を行い、黒液が水蒸気ガス化実験においても、バイオマスのガス化に触媒し、ガス化速度を著しく促進することを明らかにした。また、混合率を変えた実験を行い、黒液混合比が高くなるほど、ガス化速度が増加するものの、バイオマスに対し黒液を30:1(W:W)で混合したものでも、ガス化速度が著しく増大することがわかった。
また、当該研究で提案するプロセスではナトリウムと硫黄の回収が重要となる。そこで、二酸化炭素ガス化および水蒸気ガス化後のナトリウム回収率について検討した結果、二酸化炭素ガス化ではナトリウム分がほとんど失われないこと、また水蒸気ガス化では、わずかにナトリウムが揮発するものの、95%以上の回収率を得られることがわかった。さらに、加熱過程でナトリウムは揮発するため、反応初期からガス化剤と接触させることがナトリウム回収に対して重要であることを明らかにした。二酸化炭素ガス化および水蒸気ガス化においてナトリウムのほとんどを回収できる理由として、重炭酸ナトリウムとして、安定化するためであることがわかった。次に硫黄について検討した結果、ほとんどの硫黄は熱分解およびガス化中に放出されることがわかった。気相に放出された硫黄の形態についてはまだ確認できていない。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2012-10-10  

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