2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14207012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
浅野 喜博 愛媛大学, 医学部, 教授 (70114353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角田 恒輔 愛媛大学, 医学部, 助手 (20281454)
加納 誠 愛媛大学, 医学部, 講師 (10116923)
四宮 博人 愛媛大学, 医学部, 助教授 (80162618)
丸山 砂穂 愛媛大学, 医学部, 教務職員 (10301326)
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Keywords | リステリア菌 / 自然免疫 / 獲得免疫 / サイトカイン / T細胞サブセット |
Research Abstract |
細胞内寄生性細菌(特にリステリア菌)の感染が自然免疫系の活性化に伴いどのような機序で獲得免疫系への影響を及ぼすかを、T細胞サブセットのシフトに焦点を絞って解析した。その結果、(1)病原体の感染に伴い、タイプ1T細胞へのシフトが認められ、このシフトは、生菌の感染に伴い誘導され、加熱死菌では誘導されない。この感染に伴う、T細胞サブセットの偏りは2段階の機序に分けられる。第1のステップでは、感染病原体によりAPCが活性化され、抗原非特異的IL-12非依存性にT-bet遺伝子発現の増強と、GATA3遺伝子発現の抑制が認められ、タイプ1・タイプ2T細胞の前駆細胞へのシフトを生じる。この前駆細胞が、第2のステップで、特異的抗原刺激とタイプ1あるいはタイプ2誘導サイトカインの存在下に、タイプ1・タイプ2T細胞へと分化する。(2)このようなシフトを引き起こす病原体側の責任遺伝子を、種々の病原性因子を各変異リステリア菌や、トランスポゾン導入により作成したパネルを用いて解析した。その結果、リステリアの病原遺伝子群とは異なる遺伝子が関わっていることが示唆された。(3)リステリア菌はマウスには経口感染しない。腸管上皮細胞への感染に使われるインターナリン遺伝子を改変しマウスに経口感染可能な変異株の作成を行った。この菌を用いて、マウスでの経口感染モデルを作成する予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Kanoh, M., et al.: "A two-step model of T cell subset commitment. Antigen-independent commitment of T cells before encountering nominal antigen during pathogenic infections"Int. Immunol.. 14. 567-575 (2002)
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[Publications] Maruyama, s., et al.: "Identification of interferon regulatory factor (IRF)-1 binding site in IL-12 p40 gene promoter"J Immunol.. 170. 997-1001 (2003)
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[Publications] Shinomiya, H., et al.: "Preparation and characterization of recombinant murine p65/L-plastin expressed in E. coli and high-titer antibodies against the protein"Biosci. Biotechnol. Biochem.. (in press). (2003)