2002 Fiscal Year Annual Research Report
平安京-京都の都市図・都市構造に関する比較統合研究とデジタルデータベースの構築
Project/Area Number |
14208006
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
金田 章裕 京都大学, 文学研究科, 教授 (60093233)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山村 亜希 総合博物館, 助手 (50335212)
杉浦 和子 京都大学, 文学研究科, 助教授 (50155115)
藤井 讓治 京都大学, 文学研究科, 教授 (40093306)
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Keywords | 京都 / デジタルデータベース / 京都図 |
Research Abstract |
本年度は、平安京-京都のデジタルデータベースの基本的な構成とシステムの概要を決定した。まずベースマップとして、大正11年測量「京都市都市計画図」を使用することとし、これをデジタル化した。次に、古代・中世・近世・近代の時代ごとに採録する資史料や採録方法を検討した。古代においては、現段階では国土座標で表示された発掘調査データも含めて、網羅的に資料を採録する予定である。中世に関しては、『鎌倉遺文』、『室町幕府引付史料集成』といった史料群単位で採録する。それらのデータを屋敷・寺社・道路・町場といった項目別に整理して地図化する。近世については、特に武家屋敷の所在が分かるデータを選択して入力する。複数の画期的な京都図の画像をデジタル化し、データベースに組み込む。また、それらの絵図に記載された文字情報もデータベース化する。近代については、テーマを良質な住宅地の形成過程の分析に絞り、高額所得者番付を用いて富裕層の居住地分布図を作成する。平安京-京都のデジタルデータベースのシステムは、分担者の神内氏の勤務する日立製作所・試作開発センタの開発技術であるDigital Image Systemを応用する。 また、平安京-京都のデータベースと平行して、京都大学の所蔵する大塚京都図コレクションを基本として、刊行京都図の目録化を進めることを決めた。このとき、主たる京都図の画像データも添付し、より実用に即した目録にする計画である。 これらの決定事項に基づき、デジタルデータベース作成のための資史料の収集と整理、京都図の画像のデジタル化、京都図の目録作成作業を進めており、来年度には一定のデータが蓄積される予定である。
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Research Products
(1 results)