2003 Fiscal Year Annual Research Report
情報ネットワークを利用した総合学習のための広域映像配信システムの共同開発と評価
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14208016
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
菅井 勝雄 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (40000294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内海 成治 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80283711)
西端 律子 大阪大学, 人間科学研究科, 助手 (20249816)
前迫 孝憲 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00114893)
森川 治 独立行政法人産業技術総合研究所, 人間福祉医工学研究部門, 主任研究員(研究職)
吉冨 友恭 独立行政法人土木研究所, 自然共生研究センター, 特別研究職(研究職)
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Keywords | 情報ネットワーク / 広域映像配信システム / 総合学習 / 生態学 / デジタル・コンテンツ / 環境教育 / 国際間交流学習 / 情報教育 |
Research Abstract |
今年度は本研究の2年度であり、本格的な研究を推進した。その研究実績は次の通りである。 本研究の目的は、広域映像配信システムを共同開発し、情報ネットワークを利用した総合的学習に関して、優れたモデルを提示することにある。そこで、岐阜県の「自然共生研究センター」の生態学の専門家の協力と指導のもとに、総合的学習のモデルとして、生物と自然環境(河川)との生態系を実地調査し、生態系の維持から環境教育まで発展させる研究を実施した。この研究は、国内での農村部と都市部の両方での比較研究を目指しているが、今年度は農村部の川島小(岐阜)で実践した。また、こうした生態学のアプローチでは、自然環境ばかりでなく、国際間での文化差を含む総合的学習のモデルを示すことができる。今年度は、アフガニスタンと日本を、遠隔対話環境の一つである「ハイパーミラー」で接続し、環境を題材とした実践を行った。さらに、これらの総合的学習では教師と学習者、及び学習者同士のコミュニケーションが必要であり、支援するツールを開発した。 具体的に、主要な研究実績を列挙して示せば、次のようになる。 (1)広域映像配信システムの重要性 (2)専門家と実践者によるデジタル教材の開発と評価 (3)河川を題材とした総合的学習における実践と評価(川島小) (4)総合的学習におけるコミュニケーションツールの開発 (5)環境を題材とした遠隔教育実践-アフガニスタンと日本をハイパーミラーで結んで- 以上の今年度の研究実績は、来年度当初に中間報告書として発刊予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 菅井勝雄: "教育工学再考-生態学的アプローチの提唱"日本教育工学会第19回全国大会論文集. 833-834 (2003)
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[Publications] 西端 律子: "教育メディアのメタファ論からのアプローチ"教育システム情報学会第28回全国大会論文集. 255-256 (2003)
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[Publications] 前迫 孝憲: "アフガニスタン・大阪大学間双方向遠隔講義"日本教育工学会第19回大会全国大会論文集. 467-468 (2003)
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[Publications] 前迫 孝憲: "地域から考える教育システム"教育システム情報学会第28回大会全国大会論文集. 233 (2003)
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[Publications] 吉冨 友恭: "映像を活用した環境学習空間の構築"日本教育工学会第19回大会全国大会論文集. 177-178 (2003)
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[Publications] 森川 治: "ハイパーミラーによる遠隔対話"教育システム情報学会第28回大会全国大会論文集. 229-230 (2003)
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[Publications] 菅井 勝雄: "教育方法学事典"日本教育方法学会編 図書文化(印刷中).