2004 Fiscal Year Annual Research Report
国際品質基準の学習デジタルコンテンツの開発とその国際流通に関する研究
Project/Area Number |
14208018
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Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
山田 恒夫 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (70182540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 眞木子 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (90333541)
児玉 晴男 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (00353417)
清水 康敬 独立行政法人メディア教育開発センター, 理事長 (10016561)
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
岡本 敏雄 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60125094)
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Keywords | 学習デジタルコンテンツ / 学習オブジェクト / 教材開発 / 情報ポータル / メタデータ / e-Learning / 著作権処理システム / コンテンツ流通 |
Research Abstract |
1)高品質かつ再利用可能なコンテンツとして「学習オブジェクト(Learning Object、LO)」に着目し、各国の研究開発および普及の最新動向について調査を行った。北米・欧州の先進的な電子教材共有再利用コンソーシアムであるMERLOT、ARIADNEと共同研究を行い、さらに、国際連携組織GLOBE(Global Learning Object Brokered Exchange)のなかで、共有再利用のための技術的な要件やビジネスモデルについて分析を行った。 2)MERLOTと学習デジタルコンテンツの品質評価方略について共同研究を実施し、日本の実情に合った品質保証システムについて検討した。 3)IT能力開発、ボランティア教育等の分野において、プロトタイプコンテンツを開発し、学習オブジェクトの国際間での共有・再利用とローカリゼーションの方略について、海外研究者と意見交換を実施した。 4)高品質の学習デジタルコンテンツを簡便に制作する方略を明らかにし、教師などデジタルコンテンツ開発に非熟練な者による教材開発や利用を支援するツールについて調査を行った。また、大学の教職課程で、授業の設計・実施・評価・改善の指導を行う時に利用可能な「授業訓練システム」を開発した。 5)国際的な標準に準拠して教材メタデータを構築するために開発された内外のツールの評価結果を分析し、日本の高等教育教材メタデータ作成ツールの仕様を提案した。多言語による検索を支援する情報検索インターフェイス、言語に依存しない情報検索インターフェイスについてプロトタイプを開発するとともに、内外の情報検索研究の動向を把握した。あわせて、学習デジタルコンテンツ著作権処理に関する先進事例につき国際調査を行った。 6)国内外の大学における教材レポジトリーのあり方について調査するとともに、レポジトリーの国際標準について、CORDRAやIMSの関係者と意見交換を実施した。 7)最終年度に当たり、研究成果は、研究成果報告書のほかホームページも活用して公表する。
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Research Products
(6 results)