2003 Fiscal Year Annual Research Report
個票データの秘匿措置と開示データの利用に関する研究
Project/Area Number |
14208023
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
竹村 彰通 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 教授 (10171670)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 学 成蹊大学, 工学部, 教授 (40255948)
佐井 至道 岡山商科大学, 法経学部, 教授 (30186910)
渋谷 政昭 高千穂大学, 経営学部, 教授 (20146723)
星野 伸明 金沢大学, 経済学部, 助教授 (00313627)
垂水 共之 岡山大学, 環境理工学部, 教授 (50033915)
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Keywords | 超母集団モデル / 母集団一意 / 多項分布 / デイリクレ分布 / 局所秘匿 |
Research Abstract |
本研究では個票開示問題に関して平成15年度にも多くの重要な研究成果が得られた。 まず、統計数理研究所発行の『統計数理』第51巻第2号(2003年12月発行)において、本研究代表者をオーガナイザーとする「特集個票開示問題の統計理論」が組まれた。この特集は実質的に本研究班の編集によるものであり、個票開示問題に関して研究代表者および分担者の研究成果をまとめている。この特集は200ページに及んでおり、この特集により個票開示問題の重要性が広く統計学研究者に認識され、より多くの研究者が個票開示問題に関心を持つことが期待される。 また、個票開示問題の権威であるStephen Fienberg教授を2003年5月に本研究費により招聘したが、Fienberg教授の指摘により、分割表解析における代数幾何学的方法が個票開示問題と重要な関連を持つことが明らかとなって来ている。研究代表者はこの方向での現在研究を推進中である。特に分解可能モデルの数え上げに関する成果を得ている。
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Research Products
(11 results)
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[Publications] 竹村 彰通: "個票開示問題の研究の現状と課題"統計数理. 51巻 第2号. 241-260 (2003)
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[Publications] 渋谷 政昭: "孤立個体数の推測"統計数理. 51巻 第2号. 261-295 (2003)
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[Publications] 佐井 至道: "母集団寸法指標のノンパラメトリック推定"統計数理. 51巻 第2号. 183-197 (2003)
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[Publications] 藤野 友和, 垂水 共之: "PRAMの理論とその実用上の諸問題"統計数理. 51巻 第2号. 321-335 (2003)
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[Publications] 星野 伸明: "超母集団モデルによる個票開示リスク評価"統計数理. 51巻 第2号. 297-319 (2003)
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[Publications] 瀧 敦弘: "集計表おけるセル秘匿問題とその研究動向"統計数理. 51巻 第2号. 337-350 (2003)
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[Publications] 加納 悟: "労働力調査とローテーション・サンプリング"統計数理. 51巻 第2号. 199-222 (2003)
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[Publications] 大森 裕浩: "ミクロデータにおける母集団-意性の事後確率"統計数理. 51巻 第2号. 223-239 (2003)
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[Publications] 大和 元, 渋谷 政昭: "ピットマン確率分割と関連する話題"統計数理. 51巻 第2号. 351-372 (2003)
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[Publications] 福重 元嗣: "わが国における官庁統計の個票利用と経済分析-科研プロジェクト以前の状況について-"統計数理. 51巻 第2号. 373-388 (2003)
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[Publications] 竹村 彰通, 谷口 正信: "統計学の基礎I 線形モデルからの出発"岩波書店. 230 (2003)