2002 Fiscal Year Annual Research Report
都市開発のためのインターネットによる参加型ローカルガバナンス支援装置の開発
Project/Area Number |
14208042
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
梶 秀樹 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (00016560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石橋 健一 慶應義塾大学, 総合政策学部, 専任講師 (00333039)
鐘ヶ江 秀彦 立命館大学, 政策科学部, 助教授 (90302976)
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Keywords | 都市開発 / ガバナンス / 住民参加 / セル・オートマトン / 3次元地図 / LIDARデータ |
Research Abstract |
平成14年度は参加型ローカルガバナンスを実現するために必要となる1)都市開発シミュレータの基礎データ開発、2)シミュレータの結果を表示する3次元地図作成、を行った。具体的には、以下に述べるとおりである。1)本研究の対象地区となる神奈川県藤沢市遠藤地区の開発を都市魅力の増加と捉え、いづれの機能を有する施設を配置すれば居住者にとって魅力がある都市を実現することができるのかといった都市政策をシミュレート可能となるモデルを開発することが目的である。そのためには、現在、当該地区の魅力の分布を測定するために対処地区内居住者(300名)に都市魅力(買い物利便性、通勤利便性、自然環境)についてアンケート調査を行い、その結果を10mメッシュごとに表示を行った。これらを総合した都市魅力は、都市魅力の要因となる駅と大規模店舗の中間が最大となることが地点となることが明らかになった。2)は、当該地区を航空機レーザ測量(LIDAR)データを新たに取得し、これを基にして3次元地図データを作成した。このデータには、道路、建物などの1)で実施するシミュレーション結果を表示するためのコンポーネントが含まれている。また、当該データは都市開発シミュレータと連動させるため、既存の都市計画基礎調査資料や都市計画図といった都市開発や都市マスタープランを策定するために必要なデータと連動することが可能となっている。
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