2004 Fiscal Year Annual Research Report
占領期都道府県軍政資料の収集・整理及び分析とその効果的な公開利用方式の確立
Project/Area Number |
14209017
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Research Institution | Nagano Prefectural College |
Principal Investigator |
荒 敬 長野県短期大学, 多文化コミュニケーション学科, 教授 (90300128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有馬 学 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (80108612)
我部 政明 琉球大学, 法文学部, 教授 (60175297)
小池 聖一 広島大学, 総合科学部, 助教授 (70274024)
季武 嘉也 創価大学, 文学部, 教授 (40179099)
福永 文夫 独協大学, 法学部, 教授 (60199255)
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Keywords | 日本占領史 / 地方軍政 / 軍政資料 / 史料学 / 古文書学 / 戦後改革 / 占領軍 / 戦後日本史 |
Research Abstract |
(1)海外調査では、昨年度に「占領期都道府県軍政資料」(MG資料)のコピー漏れ・コピーミスなどの取り直しを行ったが、時間がかか6たため、その作業の3分の1ほどが残った。本年度は引き続いてその作業を、代表の荒敬と瀬畑源(一橋大学大学院生)の2名が米国国立公文書館で8月8日〜22日(23日日本着)にかけて(実働日9日)行った。資料の取り直しと関連資料(写真など)で約2000枚を収集し、また関連の英文文献も購入した。 (2)全体会議は、計2回開催した。第1回は2004年7月10日(13名参加・立教大学)にもち、とくに「概要」作成の状況を点検し、「訳語一覧」を改めて検討した。第2回は、2005年2月5日(13名参加・豊島区民センター会議室)にもち、「概要」の作成状況をブロックごと担当者ごとに点検した。3月末までに下原稿、8月末までに完成稿を完成し、9月に印刷会社に入稿することを確認した。 またブロック研究会は、関東ブロックが9月11日(5名参加)と11月20日(7名参加・ともに立教大学)の2回、関西ブロックが12月26日(神戸市東灘区民センター・6名参加)に、開催した。各研究会では、進捗状況の点検と資料読解の勉強会、また概要作成(内容とその表記方法)について打ち合わせを行った。なお研究協力者は現在約40名である(分担者を除く)。 (3)「コピー原紙」資料の複製1セットを国立国会図書館現代資料室に寄贈することになっているため、その「原紙」資料を地域別・県別、種類別、そして時系列に整理する必要があり、12月に大学院生4名(瀬畑・石田・河西・高木)がそれに当たった。 (4)概要の作成は.研究協力者を中心に進行中であるが、長野県をはじめ、三重県・静岡県の下書き原稿が提出されている。 (5)またブロックごとの活動が自由に出来るよう、会計処理態勢が確立している「北海道・東北」「中四国」「九州」の3ブロックに各50万円を分担金として配布した。
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