2005 Fiscal Year Annual Research Report
占領期都道府県軍政資料の収集・整理及び分析とその効果的な公開利用方式の確立
Project/Area Number |
14209017
|
Research Institution | Nagano Prefectural College |
Principal Investigator |
荒 敬 長野県短期大学, 多文化コミュニケーション学科, 教授 (90300128)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有馬 学 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (80108612)
我部 政明 琉球大学, 法文学部, 教授 (60175297)
小池 聖一 広島大学, 総合科学部, 助教授 (70274024)
季武 嘉也 創価大学, 文学部, 教授 (40179099)
福永 文夫 独協大学, 法学部, 教授 (60199255)
|
Keywords | 日本占領史 / 地方軍政 / 軍政資料 / 史料学 / 古文書学 / 戦後改革 / 占領軍 / 戦後日本史 |
Research Abstract |
(1)平成17年度は、「占領期都道府県軍政資料」(MG資料)の複製を完備するため、海外調査を行なう予定であったが、現在保管している資料の整理と、府県別「概要」の作成に時間がとられたため、米国での補完のための資料収集作業は果たせなかった。 (2)全体会議は、10月22日(土)の一回持つだけにとどまった(豊島区民センター・第1会議室、10時〜12時参加者9名)。おもにブロックの担当者に対して、府県別「概要』の作成状況を点検し、また進行予定を確認した。改めて12月までに完成することを依頼した。本年度は各府県担当者が「概要」の作成に集中したため、ブロック研究会は開催されなかった。なお研究協力者は現在約30名である(分担者を除く)。 (3)「コピー原紙」資料の複製1セットを国立国会図書館現代資料室に寄贈した。国立国会図書館主題情報部政治史料課の大島康作氏より、2005年10月18日付けで「寄贈資料12箱分を昨日受領しました。」とのメールを頂いた。概要を含む「報告書」も完成し次第寄贈する予定である。 (4)「概要」の作成は研究協力者を中心に進めてきたが、一部の県の担当者が辞退する状況も生じたため、その措置に苦慮した。印刷会社で完成した「概要」の原稿を総点検したところ、「A4版」で2000頁となったため縮小するなど印刷会社と協議して最小の枚数で対処することになった。 (5)また本年度は、「概要」の完成が作業の中心であったため、研究協力者の勤務状況に応じて支払いを行なうことにした。会計処理はおもに本学事務局が対応した。
|