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2003 Fiscal Year Annual Research Report

オホーツクおよびアムールプレート境界域の地震テクトニクスの調査研究

Research Project

Project/Area Number 14253002
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

笠原 稔  北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40001846)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中川 光弘  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50217684)
高橋 浩晃  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30301930)
勝俣 啓  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (10261281)
Keywordsアムールプレート / オホーツクプレート / 北米プレート / ユーラシアプレート / プレート境界 / 収束速度 / 地震活動度
Research Abstract

サハリン北部の地震活動度の評価のために、6月中旬、DAT記録計(現地収録方地震記録計)6台をオハ地震観測所との連携の下に展開し、連続観測を開始した。1ヶ月に1度のテープ交換が必要であるが、これについては、サハリンの共同研究者により実施されてきた。10月以降の冬季間は、オハ近傍の3点に縮小して観測は継続している。
南サハリンでは、昨年来継続しているDATAMARKによるトリガ方式の地震観測を継続している。また、東西横断GPS観測を9月に実施した。サハリンでのこれらのデータは、共同解析のために、12月に招聘した研究者により日本側に持ち込まれ、現在解析中である。
カムチャッカ半島の東西横断GPS観測を8月に実施した。連続観測点のペトロパブロフスク、太平洋岸のマヤークに加えて、4点の観測点を設置し、それぞれの観測点では、さらに周辺に3-4点の補助点を設置している。小ネットの歪変化の観測も意図している。北部に展開されている連続観測点は、ロシア側の研究者が主として観測の継続を進めている。
ウラジオストックを中心とした沿海州のGPS観測網には、今年度は新たに日本海側に面したテルネイ観測点を増設して、8点の観測網が設置できている。常時観測点2点と2台の受信機による2-3ヶ月の観測を交互に行っている。これまでの結果からは、この地域最大のシホテアリン断層の東西での変位の差が、年間3mm程度認められてきた。空きに計画した長周期地震観測点の設置は、2003年9月26日の十勝沖地震の発生により延期せざるを得なくなってしまったが、2箇所への設置については、ロシア側の許可を得ている。
ハバロフスクを中心としたGPS観測網の設置に関して、ロシア側の許可が1年がかりで、12月末に得られた。現在、受信機1台をハバロフスクに設置し、観測を始めることができている。また、予定観測点に関しては、ロシア側により設置され、来年度早々、観測を始める準備が整っている。また、ロシア側の提案で、大陸横断GPS観測が計画され、来年度には着手する予定になっている。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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