2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310026
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Research Institution | Seijo University |
Principal Investigator |
毛利 三彌 成城大学, 文芸学部, 教授 (10054503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
天野 文雄 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90201293)
菊川 徳之助 近畿大学, 文芸学部, 教授 (80214740)
楠原 偕子 日本橋学館大学, 人文経営学部, 教授 (20070542)
神山 彰 明治大学, 文学部, 教授 (20287882)
永田 靖 大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (80269969)
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Keywords | 演劇 / 演劇史 / 比較演劇 / アメリカ演劇史 / フランス演劇史 / ドイツ演劇史 / ロシア演劇史 / 無形遺産 |
Research Abstract |
3年計画の2年目である15年度も、4回の研究会(9月、12月、3月)を持った。本年度は、西欧の演劇史研究をとりあげ、それぞれの特異性に基づく研究方法の比較検討を行ったが、具体的には、以下の国の演劇史をとりあげた。( )内は報告者がとりあげた主な演劇史書。 アメリカ演劇史 報告者:楠原楷子 (D.B.Wilmeth & Ch.Bigsby(ed.), The Cambridge History of American Theatre, 1998) フランス演劇史 報告者:小田中章浩 (J.de Jomaron(ed.), Le Theatre en France, 1988.) ドイツ演劇史 報告者:山下純照 (Christopher Balme, Ein Einfuhlung in die Theaterwissenschaft, 1999. F.Michael und H.Daiber, Geschichte des deutschen Theaters, 1969.) ロシア演劇史 報告者:永田 靖 (ロシア演劇史7巻本 История руского драматического театра, T1-7, 1987. ソヴィエト演劇史6巻本 История советского драматического театра T1-6, 1971.) 討論を通じて、演劇学全般における演劇史研究の位置づけが、それぞれの国によって異なることが明らかにされた。それは一過的な演劇を研究対象とすることの意味の自覚によることであることが知られ、日本の演劇研究との比較において、多大の示唆をうけた。 また、本年度は、イェール大学教授で現代演劇の代表的研究者の1人であるJoseph Roach氏を招聘し、無形遺産としての演劇に関する公開の討論を行った。ここでも、演劇が無形であることから生じる継承、維持のあり方と相互関係の問題が論じられ、比較研究の重要性が改めて強調された。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Mitsuya Mori(毛利三彌): "Die jpanische Auffassung von Drama"Szenarien von Theater (und) Wissenschaft (Weileru, Lehmann (Hg)). 233-245 (2003)
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[Publications] Mitsuya Mori(毛利三彌): "Double Suicide at Rosmersholm"成城文藝. 186号. (1)-(14) (2004)
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[Publications] Tomoko Kusuhara(楠原偕子): "Ways of Overcoming Language Barriers in the Theatre"Journal of Korean Theatre Studies Association. Vol.20. 113-123 (2003)
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[Publications] 菊川 徳之助: "私説・関西小劇場演劇"日本演劇学会紀要『演劇学論集』. 41号. 159-181 (2003)
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[Publications] 永田 靖: "近現代演技論の実践と分析理論の研究"科研費基礎研究(c)報告書. 1-65 (2003)
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[Publications] 神山 彰: "映画「紅葉狩」前後と団菊以後-「江戸育」と「個性」の間-"歌舞伎. 32. 5-15 (2004)
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[Publications] 天野 文雄: "現代能楽講義"大阪大学出版会. 331 (2004)