2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310030
|
Research Institution | Kanazawa College of Art |
Principal Investigator |
太田 昌子 金沢美術工芸大学, 美術工芸学部, 教授 (00285173)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 廣 武蔵大学, 人文学部, 教授 (30011307)
星野 鈴 東京造形大学, 造形学部, 教授
保井 亜弓 金沢美術工芸大学, 美術工芸学部, 助教授 (30275086)
|
Keywords | 絵手本 / イメージ・データベース / 版本 / 美術教育 / 出版 |
Research Abstract |
本研究の目的である、海外コレクション中の日本近世の絵手本資料を調査・収集し、それらを図像索引に作成し、日本絵画史研究のための基盤づくりに寄与するということに関して、当初の研究実施計画にそって主として以下のことを行った。 1.「絵手本親データベース」を改正・補充し、「絵手本総合目録」(坊目録)をより充実させた。主として更新中の「コーニツキー・データベース(在欧州和本目録であり、国文学研修資料館のデータベースとして随時更新中)」のキーワード検索、主要な東洋美術収蔵博物館・図書館から情報を収集した。これに関しては、整理済の分に関して5のシンポジウムで報告した。 2.第二年次の現地調査研究を行った。本年度第一回は8月にアメリカのシカゴ美術館、フィールズ博物館等、第二回は1月に同国ボストン美術館、メトロポリタン美術館等、第三回は3月に韓国のソウル大学での現地調査を行い、主として調書作成、資料写真撮影をおこなった。 3.上記2の調査によって収集した資料(調書及び資料写真)を整理し、資料写真に関してはCDなどにイメージ・データベース制作のための資料として整理・保存した。これらも5のシンポジウムにおいて展示・報告をした。 4.その他関連の文献・版本資料についても、5のシンポジウムで展示・報告した。 5.「絵手本」シンポジウムを金沢美術工芸大学で開催した。期日は平成17年2月25、26日両日で、国内外の主要関連研究者約40名が参加し、新知見の多い研究発表と活発な討議、意見交換が行われた。
|