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2005 Fiscal Year Annual Research Report

進路意思決定における認知・感情過程のモデル化

Research Project

Project/Area Number 14310058
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

楠見 孝  京都大学, 教育学研究科, 助教授 (70195444)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山岸 侯彦  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (70286136)
栗山 直子  東京工業大学, 大学院社会理工学研究科, 助手 (90361782)
上市 秀雄  筑波大学, システム情報工学研究科, 講師 (20334534)
齊藤 貴浩  大学評価・学位授与機, 構・評価研究部, 助教授 (50302972)
Keywords意思決定 / 進路選択 / 後悔 / 進路 / 原因帰属 / 大学受験 / 高校生
Research Abstract

本研究の目的は、高校から大学へ進路決定プロセスの認知・感情過程を、高校3年次、卒業時、卒業後半年後、1年半後、2年半後、3年半後に追跡調査を行い、その時間的変化を検討することである。そこで、前年から継続して、同じS県立高校卒業生約800人に対して郵送調査を実施した。主な結果は以下の2つである。
1.現在の進路に関する意識に関して、進学者、浪人生ともに現在の状況に満足していることがわかった。しかも浪人生は、浪人したことを前向きにとらえ、よりいっそうの努力をしようと考えている傾向が認められた。このことは気持ちの持ち方一つで、浪人を有益なものにすることができることを意味する。よって、浪人することを極端に怖がる生徒に対しては、進路指導の際に、浪人したとしても自分の気持ちしだいではより有益なことになるということを生徒に教えることも必要である。
2.現在の進路先での目標達成可能性や就職する理由などに関して、卒業年度別で比較して検討した。その結果、進学先で自分の目標が達成できるかどうかや就職する理由をきちんと自分自身でわかっているかどうかなどの意識が高校卒業後から徐々に下がる傾向があったが、しかしながら実際の就職時期になると、ふたたび進学先での自己の目標達成可能性や就職する理由などをきちんと把握できるようになることがわかった。これらのことから、高校時に自分の進路について考えたことは、大学2、3年のときにはあまり関係しないが、就職時期などの自分の進路について再び考える時期になると役に立つものと考えられる。よって、高校のときの人生設計を考慮した進路指導が生徒にとって非常に重要である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 言語確率の曖昧性と方向性-確率情報の性質と意思決定に与える影響-2006

    • Author(s)
      本田秀仁, 山岸侯彦
    • Journal Title

      心理学研究 76巻,6号

      Pages: 519-526

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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