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2003 Fiscal Year Annual Research Report

現代日本における社会階層の流動化と再編に関する総合的研究

Research Project

Project/Area Number 14310080
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

近藤 博之  大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60135647)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 嘉倫  東北大学, 文学研究科, 教授 (90196288)
尾嶋 史章  同志社大学, 文学部, 教授 (30177224)
岩井 八郎  京都大学, 教育学研究科, 教授 (80184852)
小林 久高  島根大学, 法文学部, 教授 (30215355)
片瀬 一男  東北学院大学, 教養学部, 教授 (30161061)
Keywords社会階層 / 社会移動 / SSM調査 / 教育と職業 / 職業資格 / 回顧的データ / ライフヒストリー
Research Abstract

継続研究の中間年にあたる本年度は、現代社会の階層構造に見合う新しいデータ収集及び分析技法の開拓を目的として、統計調査と口述誌を結合させた実験的な調査を行った。
この調査は、ライフコース研究の分野で用いられることのある「人生史カレンダー法」(Life History Calendar)を、個人の地位形成に焦点を当てて応用したもので、この調査法の導入により、従来の階層研究の中心であった量的なアプローチにエスノグラフィー的手法に代表される質的なアプローチを重ねることが可能となった。具体的には、居住歴、教育歴、職業歴、家族歴に関する個々人のライフヒストリーを1年単位で連続的に記録し、それと関連づけて自分自身の経歴に対する評価や社会的な態度をデータ化した。
調査は、ライフヒストリーを記録するA票と意識項目を中心とするB票の2種類の調査票を用いて、宮城県、大阪府、島根県を調査地域に、研究分担者の所属大学の学生を主たる調査員として、平成15年12月〜平成16年1月の期間に実施した。実験的な試みであるので、できるだけ多様なパターンを集めることに主眼をおき、合計449のケースを機縁法により収集した。現在、1ケースの情報をExcelのシート1枚に収める形でコウディング作業を進めているが、この調査法に関して本邦に先例は見当たらないので、データ収集のみならずコウディングや集計も先駆的な試みとなる。
今後は、現在のコウディング作業を平成16年5月までに終え、ライフヒストリー・データを用いた階層研究の可能性についてさらに検討を進めていく予定である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2012-10-10  

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