2002 Fiscal Year Annual Research Report
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14310081
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
松岡 広路 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (10283847)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 正樹 東京国際大学, 人間社会学部, 助教授 (40287793)
津田 英二 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (30314454)
太田 和宏 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (00273748)
中嶋 佐恵子 姫路獨協大学, 外国語学部, 専任講師 (00299124)
横須賀 俊司 鳥取大学, 教育地域科学部, 助教授 (60304193)
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Keywords | エンパワーメント / コミュニティ / ネットワーキング / エイジズム / 障害者 / 地域福祉 / 失業者 / ジェンダー |
Research Abstract |
今年度は、共同研究の初年度として、エンパワーメントに関わる各領域の情報収集、文献収集と整理など、個別研究に力点を置いた。 年3回の定例研究会も実施し、3回とも、全共同研究者が集った。 第1回定例研究会は2002年7月17日に、神戸市六甲道勤労市民センターで行った。研究会の内容は、共同研究者各人の研究関心と研究計画の発表と、共同研究の具体的な計画策定であった。第2回定例研究会は2002年12月20日に、神戸市兵庫区湊川の団地会議室で行った。研究会の内容は、共同研究者各人の研究中間報告およびエンパワーメント概念についての課題整理であった。第3回定例研究会は、合宿形式で2003年3月26日〜28日に、神奈川県内で行った。研究会の内容は、高齢者のための高齢者による地域福祉実践の場として「コスモスの家」(川崎市多摩区)の見学と、見学に基づいた討議、および共同研究者各人の研究報告であった。「コスモスの家」の訪問は、共同研究者が共通の問題意識を醸成することを目的として行った。 この間の最大の成果としては、それぞれ個別の領域で行われる傾向にあったエンパワーメント研究を、共同研究者間の相互の刺激によって、総合的な視点で考察・論議するレディネスを形成することができたところにある。また、エンパワーメントという語の非一般性や、概念の誤用について共通の認識に至った点も成果として挙げることができる。また、今後の最大の課題として抽出されてきたことの中に、エンパワーメント概念についてのより詳細な情報収集、および再定義がある。エンパワーメントの過程や手法の追究とあわせて、概念自体の追究が、来年度以降の主要な取り組みとなる。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 太田和宏: "Human Developmentは新自由主義的グローバリゼーションの対抗軸となりるか:開発分野からの検討"社会環境論ディスカッションペーパー. No.1. 13 (2003)
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[Publications] Kazuhiro Ota: "Chapter1 Republic of the Philippines"Japan Environmental Council(ed.) The State of the Environment in Asia. 17 (2003)
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[Publications] 津田英二: "セルフ・アドボカシーにおける本人と支援者との関係性変容"神戸大学発達科学部紀要. 10・1. 67-81 (2002)
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[Publications] 津田英二: "「セルフ・アドボカシーの支援をめぐる基本的視点〜支援者の属性と支援の内容に関する実証的研究〜」第10巻第2号、2003年"神戸大学発達科学部紀要. 10・2(3月刊行予定). (2003)
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[Publications] 横須賀俊司: "障害者運動から見るソーシャルワーカー"ソーシャルワーク研究. 28・4. 4-7 (2003)
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[Publications] 鈴木真理, 松岡広路編著: "生涯学習と社会教育"学文社(4月刊行予定). (2003)