2005 Fiscal Year Annual Research Report
ポスト福祉国家時代における多核心自立型地域社会システムの形成に関する基礎的研究
Project/Area Number |
14310083
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
中道 實 奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (40067690)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野田 隆 奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 教授 (50189403)
水垣 源太郎 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (10294274)
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Keywords | 人材育成 / 地域社会 / 地域防災 / 地域教育 / 地方自治 / ライフコース / 社会的経歴 |
Research Abstract |
今年度の研究実績は、(1)これまでの研究成果の総合とその一部の発表、(2)研究成果報告書の作成の2つから成る。その全過程に、三浦恭子氏(奈良大学非常勤講師)、小谷良子氏(大阪教育大学非常勤講師)が引き続き参加した。 (1)平成14度に実施した「地方自治と人材育成に関するアンケート」(議員向け/行政職員向けの2種)および「ライフコースと地域社会生活に関するアンケート」、平成15〜16年度に実施した「地方自治と人材育成に関するアンケート」(地方自治体職員対象)および「ライフコースと地域社会生活に関するアンケート」(各種地域団体長対象)の各種質問紙調査、4市町村における面接調査、T市議会議員の口述生活史調査(4名)、社会人口統計体系や職員録データによる全国市町村の組織分析など、これまでに実施した各調査研究の分析結果を総合し、各アクターの役割意識・行動を解明する課題への解答を目指した。その一部は次の2つの論文として発表した。中道實・小谷良子「パーソナル・ネットワークと生活展開志向にみる近隣自治的活動の展望-地域集団・社会活動団体の中枢活動層を対象に-」(奈良女子大学人間文化研究科年報21号:1-16頁)、小谷良子・中道實「自治体との協働・依存関係意識にみる近隣自治的活動の展望-地域集団・社会活動団体の中枢活動層を対象に-」(奈良女子大学社会学論集13号:93-113頁)。 (2)現在、上記の成果を含めた研究の全成果をまとめ、研究成果報告書を作成している。
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Research Products
(2 results)