Research Abstract |
平成15年度には,1.全体研究会の開催(1回),2.調査の実査(郵送法),回収票による調査データの作成を行った. 1.全体研究会の開催 7月に開催した全体研究会では,調査票の検討および調査対象地の最終決定を行った.調査対象地は,前年度の段階では,4都市または5都市とする方針となっていたが,研究会で,サンプルを分散させるのではなく,少ない都市で集中的に調査を実施し,都市間比較を行う方が良いとの意見が多く出され,最終的に福岡市(西区を除く6区),徳島市(全市)の2都市のみで実施することとした.サンプル数は,それぞれ2,200サンプル,郵送法で実施することとした. 2.調査の実査(郵送法),回収票による調査データの作成 調査の実査(郵送法)については,7月の研究会での調査票の最終検討を受けて,8月にプリテストを実施,その結果から設問・選択肢に若干の変更・修正を加え,調査票最終案を確定,印刷に回した.その後,9月末に,徳島市と福岡市においてサンプリングを実施,徳島市は市内全域から,福岡市は西区を除く6区から,比例配分方式で,30〜49歳の女性を,各地点2,200サンプル抽出した.11月中旬に調査票を発送,10日後に督促状を発送した.回収票は,福岡759票(うち有効回収票754票,無効票5票),徳島879票(うち有効回収票874票,無効票5票),有効回収率は福岡34.3%,徳島39.8%であった.1月初旬に回収票のチェック,ナンバリング作業,1月中旬に業者にデータ入力を委託,その後,2月に,入力されたデータのエラーチェック,職業コーディングのチェック,3月にデータクリーニングを実施し,調査データ(Ver.1)を完成,試験運転を実施した. 以上が,今年度の研究実績である. 来年度は,このデータをもとにそれぞれの分析担当を決め,基礎集計,クロス集計,統計的分析を行って,報告書を執筆する.
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