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2003 Fiscal Year Annual Research Report

男性独居高齢者の生活困難の特性と保健福祉サービスのあり方に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14310098
Research InstitutionTokyo Kasei Gakuin University

Principal Investigator

西口 守  東京家政学院大学, 人文学部, 助教授 (30306229)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岩本 操  国際医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (30326962)
根本 博司  武蔵野大学, 現代社会学部, 教授 (90072975)
Keywords男性独居 / 事例研究法 / 生活歴 / 生活困難 / 経済的問題 / 中年期の生活課題 / 家族問題 / 予防的施策
Research Abstract

本研究においては、今後増加が予想される男性独居高齢者の生活困難の特性とそれに対応する保護福祉サービスのあり方を明らかにすることを目的としている。本年度は、神奈川県相模原市に所在するH在宅介護支援センターを利用する男性独居高齢者のうち、9名の利用者に対して1名約1時間の面接を行い、本人の承諾を得た上で録画または録音し、それをもとに資料を作成し研究者と現場のワーカーおよび現場経験のある介護福祉士(グループホーム長)で構成する研究会で事例研究を行った。この結果次の知見を発見することができた。
1.今回の9事例の中で6事例が経済的に困難な状況にあり、生活保護を受給していた。
2.現在の経済的に困難な状況は、過去の生活歴に強い影響を受けている。
3.近隣や地域との関係が薄弱であることが、生活困難を強化している。
4.家族との関係の希薄さは過去の生活歴との相関は認められる。
このようなことをふまえて今年度は高齢期の生活困難の課題は中年期の問題を引きずる形で形成されており、この中でも職業的問題や家族問題が極めて強い影響を与えているように考えることができる。
このことをふまえて中年期の生活問題に対応する予防的施策や援助が求められる。なお2004年度(平成16年度)は、このことを立証する方法として対象のトライアンギュレーションを展開し女性の独居高齢者にも面接を行うことを考えている。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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