2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310100
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
船津 衛 東洋大学, 社会学部, 教授 (90047184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小口 孝司 昭和女子大学, 大学院・生活機構研究科, 助教授 (70221851)
田中 淳 東洋大学, 社会学部, 教授 (70227122)
安藤 清志 東洋大学, 社会学部, 教授 (50125978)
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Keywords | 自己 / 自我 / 社会的感情 / サービス産業 / 感情労働 |
Research Abstract |
本年度は、まず、自我・自己の変容に関わる社会学的、社会心理学的問題に関して文献を収集、その研究の現状と問題点について検討した。この成果の一部は研究代表者(船津)の論文にまとめられている。他の3名の分担者も、それぞれの領域における近年の研究に関して情報を収集しており、次年度実施されるアンケート調査と並行して、その分析を続ける予定である。死別などトラウマ的な体験をした人の自己の変容に関しては、GHQ(一般精神健康調査)12項目版、IES (Impact of Event Scale)など出来事の衝撃の大きさを測定する尺度に加えて、「意味構築(meaning-making)」や「利得探求(benefit-finding)」を測定するための尺度を作成するために、Tedeschi & Calhoun (1995)の"post-traumatic growth inventory"、McMillen & Fisher (1998)の"Perceived benefit scale"などを参考にしながら独自に項目の収集を行った。そして、これらの項目を昨年9月に実施された無作為調査の一部に組み入れてデータを収集した。現在、統計的分析を行っている。感情労働と自己に関する問題に関しては、現在、次年度初頭に実施予定の調査に向けて、質問項目の収集ならびに選択を行っている。具体的には約80名の大学事務局(とくに窓口で学生と対応する必要がある部署)職員と「顧客」としての学生に対してアンケート調査を実施する予定で、職員用の調査用紙に含まれる「セルフモニタリング尺度」、「GHQ12項目版」、「就労満足度」、「バーンアウト尺度」、「共感性」、「対人苦手意識」等の尺度に関して、項目の洗練とレイアウト面での検討を行っているところである。
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Research Products
(1 results)