2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310113
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大戸 安弘 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (90160556)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅村 佳代 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (10085318)
川村 肇 獨協大学, 外国語学部, 教授 (60240892)
木村 政伸 筑紫女学園大学, 文学部, 助教授 (70195379)
八鍬 友広 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (80212273)
天野 晴子 日本女子大学, 家政学部, 助教授 (50299905)
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Keywords | 識字 / 花押 / 略押 / 民衆教育 / 前近代 |
Research Abstract |
1.5月8日に日本女子大学百年館において研究会を開催し、前年度中に収集した識字史料の分析・検討を行うとともに、本年度以降の研究活動について具体的なプランを立てた。 2.8月29日より31日まで、京都国際日本文化研究センター、京都府立総合資料館において、中世・近世初期の史料調査を行い、相当数の識字史料を収集した。とりわけ、前者において大量の宗門人別帳の調査を進めた。また、31日午後に今後の調査研究活動の基本的方向性に関して意見交換を行い、本共同研究の一応の到達点について確認した。さらに、2002年度に京都市歴史資料館において蒐集した吉利支丹宗旨人別帳が作成された六角町の現地調査も行った。 3.11月3日より5日まで、長崎歴史文化博物館および長崎大学において、西九州地方の識字資料の調査を行った。五島諸島関連の青方文書に相当数の民衆識字資料の存在を確認し、今後、該地方での本格的な資料調査の必要性を認識した。あわせて、2003年度に蒐集した長崎平戸町人別帳に関する現地調査も実施した。 4.11月5日午後より長崎大学教育学部において研究会を開催し、本年度中に蒐集した識字資料の分析・検討を行うとともに、研究成果報告の内容構成について意見交換を行った。 5.2月18日午後および19日午前に日本女子大学百年館において研究会を開催し、木村政伸および梅村佳代による研究報告があり、その意義および問題点等について意見交換を行った。その後、研究成果報告書の集成について検討を進め、この4年間の研究活動の到達点についての共通理解を確認した。
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Research Products
(3 results)