Research Abstract |
今年度の研究課題は15年度実施した保育園,幼稚園,子育て支援センターの各施設調査,父親意識調査,母親意識調査,保育者調査以上6種類の調査結果の分析をおこなうことにある。まず6種類の集計データーを処理する作業について,神田,戸田が中心におこない,検討の結果,施設別クロス集計をベースに単純集計の分析をおこなうことを決める。施設調査の分析については大宮,渡邊,宮里各研究分担者,逆井研究協力者を中心に,保育者意識調査については村山研究代表者,宮里,杉山研究分担者を中心に,父親調査については望月,神田,村山,母親調査については諏訪,戸田,村山が担当し,分析検討を始めた。11月21〜22日(名古屋市・愛知県立大サティライトキャンパス)及び12月18〜19日(東京・水道橋グリーンホテル)に合宿研究会をおこない,各調査の分析、クロス集計、各調査の比較検討をおこなった。今年度は主として次のことを取り組んだ。 第1に,「保育・子育て支援調査報告書-保育施設種別単純集計冊子」については,次のような内容と分担執筆でおこなった。 I研究の目的(村山),II調査の方法(神田,戸田,杉山),III.調査結果,A-1保育園調査:調査概要(渡邊)と調査データ,A-2幼稚園:調査概要(大宮)と調査データ,A-3子育て支援センター:調査概要(逆井)と調査データ,B-1母親調査:調査概要(諏訪)と調査データB-2父親調査:調査概要(望月)と調査データ,B-3保育者調査:調査慨要(村山)と調査データ,C地域調査:鳥取調査データ(村山)。調査用紙など付属資料掲載。A, Bの各調査データについては神田,戸田が担当,校正を戸田と村山の指導で鳥大学生の協力をお願いした。報告書は平成17年3月に刊行した。 第2に,この調査の研究報告については,平成17年度日本保育学会の自由研究(村山,逆井,杉山,渡邊)と自主シンポ(企画者神田)について,1月にレジュメを提出した。 第3に,村山の教育学会誌依頼論稿「育児の社会化と子育て支援」では本調査の一部データをふまえて,保育園・幼稚園での子育て支援の課題について論述検討した。
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