2005 Fiscal Year Annual Research Report
男女共同参画社会を支える地域子育て支援ネットワークに関する学際的基礎研究
Project/Area Number |
14310123
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
村山 祐一 鳥取大学, 生涯教育総合センター, 教授 (70314565)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸田 有一 国立大学法人大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (70243376)
神田 直子 愛知県立大学, 文学部, 教授 (30117783)
諏訪 きぬ 私立明星大学, 人文学部, 教授 (70105170)
望月 彰 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (40190954)
渡邊 保博 国立大学法人静岡大学, 教育学部, 教授 (50141552)
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Keywords | 保育・子育て全国3万人調査 / 育児信念 / 育児ストレス / 子育て支援 / 保育ストレス / 意識のズレ / ひとり親 / 虐待 |
Research Abstract |
最終年度の研究課題は15年3月刊行の「保育・子育てに関する全国調査報告書」(以下村山科研「保育・子育て全国3万人調査」と呼ぶ)をもとに、メンバ全体で6種類の調査の単純集計を中心に全容を検討し、さらにクロス分析を含めた詳細な検討をすすめ、学会等で積極的に報告し、調査の概要をまとめることにある。5月6日、7日愛知県立大学サティライトにおいて、9月29日、30日に大阪保育研究所において、学会等での報告及びシンポジウムの打合せや調査のまとめ方を討議した。日本保育学会第58回大会(5月21〜22日)では,口頭発表「親と保育者の保育・子育て意識と子育て支援(1)」(村山,渡邊,杉山,逆井)を報告,また,自主シンポジウム「親および保育施設・保育者双方からみた『子育て支援』」(企画者神田直子)では,指定討論者に吉田弘道(専修大学)氏を招き,話題提供者として村山,神田,渡邊がおこなった。その内容が情報誌「遊育」(NO13、05.7.11)に掲載された。第17回全国生涯学習フェスティバル・まなびピア鳥取2005(05年10月15日)では、シンポジウム「子育て支援はうまくいっているの?父母と保育者の双方からの検証-鳥取県調査と全国3万人子育て調査(科研費助成事業)をふまえて」を行い、村山、望月、戸田が報告、さらに大阪の次世代育成支援啓発フォーラム実行委員会「こども・フォーラム&フェスタIN大阪」(05年12月18日)では戸田、望月が報告した。保育研究所第27回研究集会(06年2月19日)のシンポジウム「子育て支援の課題を考える-『保育・子育て全国3万人調査』」において、神田「育児ストレスと支援要求」、諏訪「父親の長時間労働の及ぼす影響」、戸田「ひとり親の抱える課題」、望月「児童虐待につらなる条件」を報告、06年3月の日本発達心理学会で神田「育児信念についての夫婦間のズレと母親の育児不安」を報告した。調査の概要については、「調査の目的・方法等」(村山、杉山、戸田、神田)、「母親調査」(諏訪、神田、戸田)、父親調査(望月、神田、戸田)、保育者調査(村山、戸田、杉山)、保育園調査(渡邉、逆井、宮里)、子育て支援施設調査(逆井、渡邉、大宮)、幼稚園調査(大宮、渡邉、逆井)の分担ですすめているが、月刊誌「保育情報」2006年3月号より連載を開始した。村山「保育園・幼稚園における子育て支援の課題-『保育・子育て全国3万人調査』を手がかりに」を研究誌「保育の研究」21号(06年4月刊行予定)に掲載。さらに06年5月予定の日本保育学会第59回大会にはメンバーが分担して連名で、母親、父親、保育者の育児信念やストレス等のズレ、保育ストレスや母子家庭の育児ストレスなどの内容4本の口頭報告と自主シンポのレジュメを提出した。
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Research Products
(1 results)