2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14310175
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Research Institution | The Toyo Bunko |
Principal Investigator |
斯波 義信 財団法人 東洋文庫, 研究部, 研究員 (00039950)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 紘良 財団法人 東洋文庫, 研究部, 研究員 (90049180)
青木 敦 大阪大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (90272492)
王 瑞来 学習院大学, 東洋文化研究所, 研究員 (90286245)
相田 洋 青山学院大学, 文学部, 教授 (20036932)
近藤 一成 早稲田大学, 第一文学部, 教授 (90139501)
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Keywords | 宋史食貨志 / 宋会要輯稿 / 朝野類要 / 塩 / 茶 / 酒 / 坑冶 / 商税 |
Research Abstract |
本プロジェクトは作業内容を勘案して、(1)宋史食貨志研究班、(2)宋会要輯稿研究班、(3)朝野類要研究班の3班に分けて事業を推進させた。 (1)班は、塩・茶篇の『宋史食貨志訳注(5)』を刊行し(平成16年3月)、最終巻『宋史食貨志訳注(6)』については、平成17年度内刊行を目指し、その酒・坑冶・礬・香・商税・市易・均輸・互市舶法の諸篇の正確な訓読と詳細な注釈を施す作業にあたり、ほぼ各篇の原稿を作成することができた。われわれの『宋史食貨志訳注』(1)〜(6)に匹敵する徹底・詳細な注釈書は他にないと自負している。また平成14年12月に『宋史食貨志訳注(1)〜(4)語彙索引』を刊行した。 (2)班は、『宋会要輯稿食貨索引(地名篇)』と『宋会要輯稿食貨索引(一般語彙篇)』の刊行を目指した。前者は3万余りの語彙について逐一原典に当たり、アイウエオ順に並べたものであり、今回の報告書に収録した。後者の語彙数は10万に近いが、その編集作業をほぼ完了させることができた。平成17年度内刊行を目指している。 (3)班の研究対象『朝野類要』5巻は、官僚制度研究に不可欠の文献であるにかかわらず、短編であるためか単独で研究対象とされることがなかった。今回われわれは上海図書館及び南京図書館所蔵明刊本を入手し、その書誌学的研究を行い、逐条訓読し詳細な注釈を施すこととした。典拠に乏しい条文が多く作業は難渋したが、半ば以上作成することができたので、今回『朝野類要訳注稿』として書誌学的研究を付して報告書に収録した。また訳注作業の進捗を目指し『叢書集成本朝野類要語彙索引稿』を作成した。 また研究代表者は平成15年3月米国アジア学会の年次大会に出席し本プロジェクトの研究状況を発表し、将来の国際協力についても協議を行った。
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Research Products
(13 results)