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2002 Fiscal Year Annual Research Report

16〜18世紀の日本と東アジアの漢文説話類に関する総合的比較研究

Research Project

Project/Area Number 14310201
Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

小峯 和明  立教大学, 文学部, 教授 (70127827)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 増尾 伸一郎  東京成徳大学, 人文学部, 助教授 (60183943)
金 文京  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60127074)
渡辺 憲司  立教大学, 文学部, 教授 (00123761)
Keywords遺老説伝 / 漢文資料 / 境界と文化創造 / アルザス日本学研究所
Research Abstract

今年度は、まず研究体制作りから着手し、前年度までの琉球文学をテーマとする科研の協力者にそのまま継続して協力者として参加してもらうことを確認、継続している琉球説話の集成『遺老説伝』の注釈研究を本科研活動として引き継ぐこととした。琉球を東アジアの中心に位置づける構想の一環として、この『遺老説伝』が基軸となるはずである。
ついで、分担者と個別に会合し、今後の調査研究の情報や段取りについて計画を練り、東アジアの漢文説話として共通にしぼりうる課題に、論争問答のスタイルの形式のテキストを主対象にする案がほぼまとまった。対話様式とか場の物語とか呼ばれる形態が中心の対象になるだろう。
また、韓国、北京、ニューヨークに出張し、費用は本科研からでないものもあったが、資料収集は本科研によった。韓国では、ソウル大学圭章閣で、朝鮮時代の漢文資料を調査収集し、同時に国会図書館や中央図書館の漢文資料の目録も入手した。北京では、翻訳をテーマにした国際会議で研究発表し、『今昔物語集』の中国語訳を例に漢文説話の翻訳をとらえた。ニューヨークでは、神道国際会議で『神道集』について報告、ナショナリティに偏向しない東アジアに及ぶ視野からの考察が必要であることを確認した。
さらに、フランスのアルザス日本学研究所で「境界と文化創造-東アジアの中の日本」として国際会議を主催し、盛況のうちに終わった。この会議報告は科研報告書としてはもとより出版の予定である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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