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2002 Fiscal Year Annual Research Report

紛争解決・予防と市民社会形成の過程に関する理論的考察:アジア諸国の事例

Research Project

Project/Area Number 14320031
Research InstitutionHiroshima City University

Principal Investigator

福井 治弘  広島市立大学, 広島平和研究所, 教授 (20272164)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 東郷 育子  広島市立大学, 広島平和研究所, 講師 (30305792)
水本 和実  広島市立大学, 広島平和研究所, 助教授 (20305791)
シェラー クリスチャン  広島市立大学, 広島平和研究所, 教授 (10347619)
星野 俊也  大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 助教授 (70304045)
秋山 信将  広島市立大学, 広島平和研究所, 講師 (50305794)
Keywords紛争 / 市民社会 / アジア
Research Abstract

本年度は、フィールドにおける調査ならびに紛争と市民社会のかかわりをどのように解釈すべきか、という分析のための概念構築を中心に研究活動を実施した。
フィールドにおける調査の実績は以下のとおりである。まずシェラーは、スリランカならびに東ティモールにおいて紛争後の民族和解の問題に焦点を当てて現地調査を実施した。
水本は、カンボジアにおいて国際社会介入後10年たった、被介入社会がどのように市民社会(政治空間)を形成してきたのか、あるいは未成熟な部分があるとしたらその部分についてはなぜ未成熟なのかという課題を持って現地調査を実施した。
東郷は韓国ソウルにおいて韓国の非政府組織が北朝鮮に対してどのような人道支援を行っているのか、またそうした人道支援が人間の安全保障という観点からどのように説明できるのかについての調査を実施した。
秋山と星野は東ティモールにおいて調査を実施し、国連をはじめとする国際機関やNGOが東テイモールにおいていかに市民社会の育成という観点から支援を実施しているのかという点、ならびに現地の社会政治構造と新たに設立されつつある政治制度のギャップなどが治安制度改革などでどのように現れているかを調査した。
また、2月にはフィンランドのタンペレ平和研究所の研究員を招聘し、紛争後の平和構築の場面においてどのように市民社会アクターが活動し、また市民社会という概念が支援策の政策概念として使用されているかが欧州とアジアでどのように異なるのかを検証する会議を開催した。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 秋山 信将: "「通常兵器分野における人材育成」のための知的インフラ整備について"(財)日本国際問題研究所 軍縮不拡散促進センター「通常兵器分野における人材育成」. 8-24 (2003)

  • [Publications] 水本 和実: "UNTACの成果と新生カンボジアの課題"広島市立大学広島平和研究所編「人道危機と国際介入-平和回復の処方箋」. 179-200 (2003)

  • [Publications] 星野俊也: "国際平和回復政策の展開と日本"大阪大学大学院博士論文. 160 (2003)

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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