2003 Fiscal Year Annual Research Report
韓国における「公共圏」の生成とグローバリゼーションの下でその変容に関する研究
Project/Area Number |
14320033
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
文 京洙 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70230026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松葉 正文 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (30140114)
松下 冽 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (50229465)
中村 福治 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (90091719)
厳 廠俊 立命館大学, 国際関係学部, 講師
平子 友長 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (50126364)
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Keywords | 韓国 / 市民社会 / 公共性 / 公共圏 / ネティゾン / インターネット / 比較政治 / 民主主義 |
Research Abstract |
本研究の目的は、1980年代以降の韓国における「公共圏」の生成とその展開様式、およびグローバリゼーションの下でのその変容を、日本や諸外国との対比で検討することにある。研究方法は、韓国を初め研究分担者がフィールドの調査、及び、日本と韓国双方での研究会の実施という形で進められた。昨年度はフィールド調査に重点が置かれたが、今年度は、共同研究会を中心したが、主な研究会としては、7月26日、立命館大学で開催された、「日韓比較公共圏プロジェクト第3回研究会」で以下の報告がなされた。 浅羽祐樹(ソウル大学校大学院)「憲法(憲政史)と公共性」 許尚守(聖公会大学校社会科学部) 「市民社会と民主主義そして過去清算:済州四・三抗争真相究明運動を中心に」 松葉正文(立命館大学産業社会学部) 「市民社会と企業社会の間-現代日本経済の歴史的諸条件- 丁海亀(聖公会大学校社会科学部) 「民主化と韓国政治-社会葛藤、公論場(公共圏)、政治の公的役割」 さらに11月8日には、高麗大学アジア問題研究所で日韓の共同研究者が参加するなかで文京洙が「公共性をめぐるいくつかの論点」と題して報告し、この間の研究・調査を前提に総括的議論を行うとともに日韓での成果出版に向けた打ち合わせが行われた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 呉 哲: "韓国の市民社会に対する分析枠組みの模索"立命館国際地域研究. 22号. 3-20 (2004)
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[Publications] 朴東鎮: "インターネットと第16代大統領選挙:電子的な公論の場を中心に"立命館国際地域研究. 22号. 21-48 (2004)
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[Publications] 朴常勲: "民主化以後の韓国政治と地域主義に関する支配言説:「3金清算論」の言説同盟とそのイデオロギー的機能を中心に"立命館国際地域研究. 22号. 49-70 (2004)
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[Publications] 許尚秀: "市民社会と民主主義、そして過去清算:済州4・3真相究明運動を中心に"立命館国際地域研究. 22号. 71-91 (2004)
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[Publications] 文京洙: "済州島社会における公共圏の展開と四・三事件"東アジアの国家と社会 歴史と現在(滝沢秀樹編. 125-159 (2004)
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[Publications] 文京洙: "グローバリゼーションと公共性--韓国における国民的競争国家と民主主義"統合する世界、分離する世界(小林誠・朝日稔編. 69-91 (2004)