2005 Fiscal Year Annual Research Report
歴史地理情報システム論の研究:18-20世紀南インドを対象に
Project/Area Number |
14330022
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
水島 司 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70126283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡部 篤行 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (10114050)
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Keywords | GIS / 南インド / 空間情報 / 社会構造 / 前近代 |
Research Abstract |
本年度は、年度中に、南インドを対象としたモノグラフ、および歴史地理情報論のモノグラフを書き終え、その成果を海外の研究機関で発表し、来年度の出版への準備を整えることを目標とした。それに関連して、以下の活動を行った。 1.手書の村落台帳については、ポンネリ地域とシャーラーヴァッカム地域のデータ入力を終えた。 2.ミーラーシー権報告書、ザミンダーリー制報告、村落土地台帳、センサスなどの統計処理を終え、空間単位別の地図を作成し、出版のための版下を作成した。 3.分析結果を時期別に幾つかの報告にまとめ、それをインドのジャワハルラルネルー大学歴史研究所、インドのポンディチェリにあるフランスインド学研究所、ミュンヘン大学、台湾国立大学、香港科学技術大学において、それぞれセミナーや講演会等の形で発表し、あるいは研究者と意見交換した。 4.オクスフォード大学南アジア学部長のDavid Washbrook教授を1週間招聘し、研究会を開催した。また、ミュンヘン大学人類学科フランク=ハイドマン教授と共に、18世紀村落史料の現在との連結、カーストの照合と分析などについて共同研究を行った。 5.京都大学東南アジア研究所で、今後のGIS研究の研究活動について議論した。 以上の活動を経て、研究成果として、『前近代南インドの社会構造と社会空間』を書き上げた(別途提出する)。なお、本成果は、来年度、出版助成申請して東京大学出版会から出版する予定であり、また、その英文版を来年度中にまとめ、Sage Publicationから出版する予定である。なお、歴史地理情報論に関するモノグラフは、残念ながら書き終えることが出来なかったが、これについては、今少し問題を煮詰める必要があり、できる限り早い時点で書き終え、出版したい。
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Research Products
(6 results)