2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14330043
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
平松 一夫 関西学院大学, 商学部, 教授 (40098364)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 隆敏 関西学院大学, 商学部, 助教授 (50268512)
木本 圭一 関西学院大学, 商学部, 助教授 (80205012)
井上 達男 関西学院大学, 商学部, 教授 (70203239)
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Keywords | 国際会計基準 / 国際財務報告基準 / 企業会計制度 / 国際会計基準審議会 / 国際的調和 / コンバージェンス |
Research Abstract |
われわれの研究は、諸外国の経験に学びながら、また財務諸表の作成者(企業の担当者)および利用者(アナリスト、投資家等)を対象としたわが国企業会計の実態調査を踏まえながら、国際会計基準(IAS)ないしは国際財務報告基準(IFRS)をわが国に導入する場合のさまざまな論点について総合的に研究しようとするものである。本研究は、平成14年度と平成15年度の2年間にわたるものであり、今年度が最終年度である。 平成15年度の研究では、平成14年度における研究(諸外国における国際会計基準への対応の国際比較、わが国企業会計の実態に関するアンケート調査)をベースに、諸外国の会計文化や国際会計基準の導入状況、あるいはわが国会計基準と国際会計基準との差異についての研究を深めるとともに、アンケート調査の回答を集計し、単純集計結果から得られたインプリケーションを逐次公表し、かつ回答集計結果のクロス集計分析および統計処理に基づく分析を進めた。さらに、これら国際比較とアンケート調査に基づく実態分析の研究成果を出版するための研究会を開催し、平成16年度中の出版を予定している。また、平成15年9月には、日本会計研究学会第62回大会(開催校:近畿大学)において研究成果を報告し、研究成果をまとめた冊子を配布した。 なお、十分な結論が得られたわけではないが、わが国の会計戦略についての提言やIASをめぐる会計研究・会計教育のあり方に関する提言についての検討も行った。今後も継続的に検討し、情報発信したいと考えている。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 平松一夫, 柴健次, 木本圭一, 山田辰己: "変貌する日本の会計-国際基準の影響と企業の対応 第1回 変化する日本の会計と企業行動"企業会計. 第55巻第4号. 129-135 (2003)
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[Publications] 平松一夫, 柴健次, 白石健治, 木本圭一: "変貌する日本の会計-国際基準の影響と企業の対応 第2回 ディスクロージャー意識と会計制度への期待"企業会計. 第55巻第5号. 120-126 (2003)
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[Publications] 平松一夫, 柴健次, 川村義則, 弥永真生: "変貌する日本の会計-国際基準の影響と企業の対応 第3回 日本基準と国際基準について"企業会計. 第55巻第6号. 60-64 (2003)
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[Publications] 平松一夫, 柴健次, 徳賀芳弘, 野村嘉浩: "変貌する日本の会計-国際基準の影響と企業の対応 第4回 変化する日本基準の影響について(その1)"企業会計. 第55巻第7号. 55-61 (2003)
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[Publications] 平松一夫, 柴健次, 齋藤真哉: "変貌する日本の会計-国際基準の影響と企業の対応 第5回 変化する日本基準の影響について(その2)"企業会計. 第55巻第8号. 63-69 (2003)
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[Publications] 平松一夫, 柴健次, 阪智香, 林隆敏: "変貌する日本の会計-国際基準の影響と企業の対応 第6回 公認会計士監査に対する意識について"企業会計. 第55巻第9号. 66-72 (2003)
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[Publications] 平松一夫, 柴健次: "会計制度改革と企業行動"(株)中央経済社. 350 (2004)