2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14340234
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
田中 信男 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (60127165)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細矢 憲 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (00209248)
宮部 寛志 富山大学, 工学部, 教授 (10281015)
池上 亨 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助手 (20301252)
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Keywords | 液体クロマトグラフィー / ピークキャパシティ / 完全二次元液体クロマトグラフィー / HPCL充填剤 / 高速分離 / 逆相クロマトグラフィー / モノリス型シリカカラム / 二次元クロマトグラム |
Research Abstract |
HPLCにおける飛躍的なピークキャパシティの増大を目的として、単純・完全二次元クロマトグラフィー(2D-HPLC)システムの開発を行い、モノリス型シリカC18カラムを二次元目カラムとして用いることにより、以下を可能とした。(1)粒子充填型フッ素化アルキル基修飾シリカカラムを第一次元、C18型あるいはPBB型シリカ連続体カラムを第二次元とする逆相完全2D-HPLCの実行による概念の実証、(2)第一次元、第二次元ともC18型シリカ連続体カラムを用い、移動相中有機溶媒による選択性の差を利用する汎用C18カラム2D-HPLC、(3)一次元目にイオン交換ポリマーゲル粒子充填カラムを用いるイオン交換-逆相2D-HPLC、(4)一次元目にイオン交換ポリマーゲル粒子充填カラム、二次元目にモノリス型シリカC18キャピラリーカラムを用いるイオン交換-逆相2D-HPLC。これらのシステムを、(1)メタノール-水移動相中、炭化水素ならびにベンゼン誘導体混合物の分離、(2)ベンゼン誘導体、(3,4)牛血清アルブミンのトリプシン消化物試料に適用して、700-1000以上のピークキャパシティを実現した。第二次元カラムの長さを1cm、2.5cm、3cm、10cmと替えて、それぞれのシステムにおけるピークキャパシティを計算、測定した結果、(1)第二次元のカラムサイズ、保持、流速が全体のピークキャパシティを支配すること、(2)一般的に大きな流速が大きなピークキャパシティをもたらすが、最適流速、最適カラム長が存在すること、(3)第一次元15cm、第二次元2.5cmカラムにより、2000以上のピークキャパシティを発現しうることなどを見出した。
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Research Products
(7 results)