2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14340255
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Research Institution | Himeji Institute of Technology |
Principal Investigator |
新免 輝男 姫路工業大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80114510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 悦雄 姫路工業大学, 大学院・理学研究科, 助手 (80212299)
園部 誠司 姫路工業大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30197024)
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Keywords | ミオシン / アクチン / 原形質流動 / 根毛 / リン酸化 / 脱リン酸化 / カリキュリンA / 花粉管 |
Research Abstract |
植物細胞の細胞質基質において見られる最も顕著な構造は細胞小器官である。植物細胞ではアクチンと微小管が一般的に見られる。本研究はアクチン系細胞骨格の機能発現において最も中心的な役割を果たしているミオシンに焦点を絞って解析を行う。本申請者らはテッポウユリ花粉管およびタバコ培養細胞を用いて運動活性のあるミオシンを単離することに成功している。今年度は植物細胞内におけるミオシンの機能発現に関して、以下の二点に着目して解析を進めた。 1)リムノビウムの根毛におけるアクチンフィラメントの構築:ミオシンの運動のための軌道となっているアクチンフィラメントの構築にタンパク質リン酸化が関与していることを明らかにした。タンパク質脱リン酸化酵素の阻害剤であるカリキュリンAで根毛を処理すると、アクチンフィラメントが変形し、細胞質の構造が変化する。このとき、リン酸化酵素の阻害剤を共存させておくと、カリキュリンAの働きが遅くなる。また、アクチンフィラメントの構築変化にはエネルギー代謝が関与していることも明らかとなった。 2)本申請者らが解析しているミオシンは原形質流動の力発生に関与していると思われる。その運動活性を明らかにするために、単一分子のミオシンを用いた解析系を開発し、運動特性を明らかにした。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Yokota, E., Izeki, T., Shimmen, T.: "Possible involvement of energy metabolism in the change of cytoplasm organization induced by a portein phosphatase inibitor, calyculin A, in root hair cells of Limnoblum stoloniferum"Protoplasma. (印刷中). (2003)
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[Publications] Tominaga, M.他8名: "Higher plant myosin XI moves processively on actin with 35 nm steps at higher velocity"The EMBO Journal. (印刷中). (2003)