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2004 Fiscal Year Annual Research Report

破壊を伴う衝撃吸収軽量セル構造材の開発

Research Project

Project/Area Number 14350053
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

山崎 光悦  金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (70110608)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 尾田 十八  金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (30019749)
坂本 二郎  金沢大学, 自然科学研究科, 助教授 (20205769)
北山 哲士  金沢大学, 自然科学研究科, 助手 (90339698)
Keywords衝撃エネルギ吸収 / 軽量セル構造体 / き裂発生 / き裂進展 / ハニカム構造 / 構造最適化
Research Abstract

薄板や立体セルに積極的かつ連続的に膜破壊を誘発させ,折り畳みによる塑性変形と膜破壊を同時進行的に起こして,重量当り及び容積当りの衝撃エネルギ吸収量を飛躍的に増大できる軽量セル構造体を開発することを目的として実施し,以下の研究成果を得た.
1.延性材料の貫通破壊条件の推定 アルミの薄板(板厚0.05〜0.3mm)に3種類の円錐形貫通体を押し込む実験を実施し,初期穴生成エネルギ,貫通エネルギなどを実験的に明らかにした.また,衝撃応答解析ソフトLS-DYNAを用いて貫通シミュレーションを実施し,相当塑性ひずみが限界値に達する条件によって,き裂発生及び貫通の予測がある程度可能であることを明らかにした.
2.ハニカム構造体の圧潰現象 ハニカム構造体の衝撃圧潰試験を実施して,具体的な衝撃エネルギ吸収効果を確認すると共に,ハニカムの圧潰過程を高速ビデオなどで観察してその挙動を明らかにした.
3.ハニカム構造体の圧潰シミュレーション ハニカム構造体の衝撃圧潰シミュレーションをLS-DYNAを用いて実施し,そのモデル化,圧潰吸収エネルギ値の予測がある程度できることを確認した.
4.膜破壊を伴うハニカム構造体の圧潰・破壊現象 高さの低いハニカム構造体と薄膜を交互に接着,重ねた膜付きハニカム構造体について膜厚やハニカム高さ,重ねる段数を種々変化させた,衝撃圧潰と膜破壊を同時に発生する圧潰試験を実施し,膜破壊によるエネルギ吸収効果を明らかにした.ただし,ハニカムのセルサイズとセル板厚,薄膜の膜厚との間にある一定条件が成立する場合にのみ,実単位体積当りのエネルギ吸収率の向上がみられることを見出した.
5.膜破壊を伴うハニカム構造体の圧潰シミュレーション 膜破壊を伴うハニカム構造体の圧潰現象を,LS-DYNAを用いて実施する方法を具体的に確立した.その方法を用いて,ハニカムのセルサイズとセル板厚,セル高さと膜厚さの関係を詳細に検討し,単位体積当りの衝撃エネルギ吸収効果をより高くする条件を具体的に見出した.

  • Research Products

    (2 results)

All 2004

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] ハニカム構造体の衝撃吸収能向上に関する研究2004

    • Author(s)
      山崎光悦, 古栃 真, 深作亮太
    • Journal Title

      日本機械学会北陸信越支部第41期総会講演会論文集

      Pages: 273-274

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] 破壊を伴う衝撃吸収軽量セル構造材の設計・開発2004

    • Author(s)
      山崎光悦, 深作亮太, 北山哲士, 古栃 真
    • Journal Title

      日本機械学会第17回計算力学講演会講演論文集

      Pages: 103-104

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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