2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14350084
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Research Institution | MEIJI UNIVERSITY |
Principal Investigator |
塚田 忠夫 明治大学, 理工学部, 教授 (00016437)
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Keywords | 表面性状 / プラトー表面 / 二層構造表面 / 潤滑特性 / 不確かさ / スタイラスチップ / 蝕針式 / 負荷曲線 |
Research Abstract |
本年度の研究実績は次のようになる。 (1)潤滑油の油溜まりと負荷能力を向上させるプラトー加工面の構造を創成するためのレシプロ方式の滑り摩耗実験装置を開発した。この装置の特性は,一般機械の平均的な仕様から滑り距離300mm,滑り速度8m/min,面圧負荷0.01Mpaとした。 (2)任意の距離を滑らせた後,同じ場所の表面性状を測定できるように,三平面データムシステムに沿ったリロケーション装置を開発し,0.5μm以内の再現性があることを確認した。 (3)ISOで提唱する2段階フィルタリングによってプラトー部分を抽出する手法は,プラトー面をゆがめることを明らかにし,他の手法の開発が必要であることを指摘した。 (4)これに対応する手法として,負荷曲線を滑らかにしてから最大微分値が得られるように最適化技法を適用した回帰手法を新たに提案した。 (5)二層構造表面性状は,プラトー部分の負荷長さ率で特徴化できることを見出し,摩耗曲線によりこの手法の妥当性を確かめた。
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Research Products
(2 results)