2002 Fiscal Year Annual Research Report
CO_2排出を半減する環境共生型都市・建築・設備技術の開発
Project/Area Number |
14350311
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大岡 龍三 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (90251470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 周三 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40013180)
白石 靖幸 北九州市立大学, 国際環境工学部, 講師 (50302633)
加藤 信介 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00142240)
伊香賀 俊治 (株)日建設計, 環境計画室, 室長(研究職)
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Keywords | LCCO_2 / 環境共生型都市 / 建築設備 |
Research Abstract |
研究は順調に進展している。本年度の研究実績は以下の通りである。 (1)実測による従来型の建築・設備技術の性能把握 建物運用に関するLCCO_2評価に於いて、建築物の用途、利用状況等によってその値は大きく異なる。このため、実測により運用時のエネルギー消費量、温熱環境等を測定を行った。また、これにより、従来型の建築・設備技術におけるLCCO_2予測・評価精度の確認を行った。 (2)具体的対策別のLCCO_2削減効果の検討 以下の4つの具体的対策に関して建築物のLCCO_2削減効果の検討を行った。 (1)省エネルギー:着衣調節などを前提とし空調設定温度に自由度を持たせる等の工夫により空調エネルギーを徹底的に削減した場合 (2)建築物の長寿命化:建物の床面積、階高、床荷重などの構造体にゆとりをもたせ、将来の機能変化に柔軟に対応できる構造体にしておくことで、内装や設備を時代が求める機能に応じて改修工事を繰り返しながら、100年間使い続けられると仮定した場合 (3)エコマテリアルの採用:環境と調和する材料(エコマテリアル)を徹底的に採用した場合 (4)自然エネルギー利用:通風、昼光、太陽熱等を積極的に利用した場合 以上の対策毎に、LCCO_2削減効果が定量的に評価される。 (3)総合的なLCCO_2評価手法の開発 (2)での対策にはトレードオフ関係のあるものもある。これら具体的対策項目を最適化手法などにより総合的に考慮する設計に基づくLCCO_2評価手法を開発した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 大岡龍三, 吉田伸治, 原山和也, 村上周三, 持田灯: "都市の熱代謝に基づく熱環境評価に関する研究(その1)都市の熱代謝モデルの提案と東京都区部の熱環境評価への適用"日本建築学会大会学術講演梗概集. D-1. 901-902 (2002)
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[Publications] 宮本英和, 吉田伸治, 大岡龍三: "基礎杭利地熱空調システムの研究開発(その3)基礎杭利地熱空調を事務所建築に適用した場合の省エネルギー効果の検討"日本建築学会大会学術講演梗概集. D-2. 1197-1198 (2002)
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[Publications] 足永靖信, 村上周三, 森川泰成, 持田灯, 大岡龍三, 吉田伸治, 大黒雅: "CFDによる川風の熱空気環境改善効果の解析(その2)建物配置変更による川風の制御"日本建築学会大会学術講演梗概集. D-1. 881-882 (2002)
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[Publications] 上原瞳, 村上周三, 加藤信介, 大岡龍三, 伊香資俊治, 白石靖幸, 平野: "ポーラス型居住区の環境工学的特性の解明(その10)CFD解析に基づく換気効率指標を用いたハノイ実験住宅の換気計画"日本建築学会関東支部研究報告集. I. 685-688 (2002)
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[Publications] 平野智子, 加藤信介, 村上周三, 大岡龍三, 伊香資俊治, 白石靖幸, 上: "ポーラス型居住区の環境工学的特性の解明(その11)ポーラス型住棟モデルにおける冷房負荷とCO2排出量の削減効果の検討"日本建築学会大会学術講演梗概集. D-1. 1023-1024 (2002)
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[Publications] 大岡龍三, 吉田伸治, 原山和也, 村上周三, 持田灯: "都市の熱代謝に基づく熱環境評価に関する研究(その2)都市の熱代謝モデルによる東京都区部の熱環境評価"空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集. 1001-1004 (2002)