• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2003 Fiscal Year Annual Research Report

発展途上地域(湿潤熱帯)の大都市における居住地モデルの開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14350322
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

布野 修司  京都大学, 工学研究科, 助教授 (50107538)

Keywords湿潤熱帯 / 東南アジア / 環境共生 / 街区組織 / エコハウス / 居住地モデル / 都市住宅
Research Abstract

当初の研究計画は以下のようであった。
A マレーシアについて、都市住居モデル、住宅地モデルをまとめる。高層モデル、マラッカ、ペナンなどのショップハウス・モデルなどが考えられる。B 現地調査としては、バンコクのラッタナコシン島を考える。ショップハウスの存続がひとつのテーマとなる。C タイ都市の街区組織と住宅類型に関してまとめたい。特に、アユタヤ、スコータイ、チェンマイの街区組織について議論が残されている。文献収集は、イギリスのSOAS、RIBA図書館などで行う。D 「環境共生」技術については、AITなど研究機関の近年の展開を纏めたい。
Aについては、基本計画レヴェルであるが、いくつかのモデルを考案した。インドネシア・モデルが低中層モデルなので、また、ケン・ヤーンの実例を基にして、思い切った高層モデルを中心とした。
Bのラッタナコシン地区のショップハウス調査は終了し、パタニ、アユタヤについて調査を拡大した(C)。タイでは、ショップハウスが全土で一般化しており、連棟式のモデルを第一に考えることになる。SOAS、RIBAなどへの資料収集は行えなかったが、居住地モデルの原点を探るべく、スラバヤ・エコ・ハウスの現状把握を兼ねてインドネシアのバリ島について詳細調査を展開した。具体的に集中したのは、ギアニャールである。インドネシア、ジャワ・バリ都市の街区組織の原型をある程度明らかにし得たと考えている。
東南アジアのエコ・ハウス・モデルについては、本研究の目的と極めて近いかたちで、小嶋一浩(シーラカンス)らによるヴェトナムでの実験住宅が試みられた。今後比較検討したい。最終年度において、大陸部を扱う予定であったが、ヴェトナムの他ビルマなどに関する調査を一年早めることを考えつつある。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] ナウィット・オンサワンチャイ: "タイ・ラッタナコシン敷くのショップハウスの形成と変容に関する考察 ショップハウスの住居類型 その1"日本建築学会2003年度大会(東海)学術講演梗概集. F-1. 187-188 (2003)

  • [Publications] ナウィット・オンサワンチャイ: "タイ・ラッタナコシン敷くのショップハウスの形成と変容に関する考察 ショップハウスの住居類型 その2"日本建築学会2003年度大会(東海)学術講演梗概集. F-1. 189-190 (2003)

  • [Publications] ナウィット・オンサワンチャイ, 布野修司: "The Consideration on Formation and Transition of Shophouse Case of Ratanakosin Island, Bangkok, Thailand"建築雑誌. 577号. 9-15 (2004)

  • [Publications] 布野修司編, アジア都市建築研究会著: "アジア都市建築史"布野修司. 390 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi