2002 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝的アルゴリズムを用いたメタンハイドレート層の生産システムの最適化に関する研究
Project/Area Number |
14350532
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤田 和男 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (40272398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 光 秋田大学, 工学資源学部, 助手 (80332526)
佐藤 光三 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (60322038)
増田 昌敬 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (50190369)
藤永 好宣 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40010988)
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Keywords | メタンハイドレート / GA / シミュレーションモデル / 最適化 / 生産予測 / 減圧法 / 熱水圧入法 / 生産コンセプト |
Research Abstract |
メタンハイドレートは石油・天然ガスと異なりシャーベット状の固体で地価に存在するので新しい技術の導入が必要である。我々は多孔質媒体内でのハイドレート分解による流体の流れを予測する数値モデルを開発し,改良中である。この流体の流れをシミュレーションする場合,固体であるハイドレートの分解に伴う孔隙内の形状変化と多孔質媒体の流動特性(孔隙率,浸透率等)の解明が重要である。この研究ではこれらの関連性を導出する実験システムを構築し,実験中である。さらに,生産システムの最適化について,システムのモデル化ではメタンハイドレート生産手法と生産コンセプトを設定し,坑井掘削や海上設備等の主要部分には既存の技術が適用可能として設計データを算出した。メタンハイドレート生産手法としては減圧法と熱水圧入法の2ケースについて生産コンセプトモデルを設定(1)水深1000m,2)生産ガスはハイプラインで沿岸まで輸送,3)生産ガスの一部を操業燃料に使用)とした。
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[Publications] Yoshihiro Masuda: "A Field Scale Simulation on Gas Productivity of Formation Containing Gas Hydrates"Proceedings of the Fourth International Conference on Gas Hydrate, Yokohama. 40-46 (2002)
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[Publications] 植山康裕, 増田昌敬他: "水平坑井を用いたメタンハイドレート層からのガス生産井調査"石油技術協会春季講演会講演要旨集. 115 (2003)
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[Publications] 堀之内倫敦, 増田昌敬他: "メタンハイドレート層の熱刺激法に関する計算的研究"石油技術協会春季講演会講演要旨集. 116 (2003)
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[Publications] 藤田和男: "メタンハイドレートの探査と開発の動向"エネルギー資源. 23・2. 35-41 (2002)
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[Publications] 藤田和男: "環太平洋地域における天然ガスとその将来"日本エネルギー学会天然ガス部会. 1-9 (2002)
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[Publications] 藤田和男: "日本近海に眠るメタンハイドレート!"石油学会高山大会資源部会. 54-59 (2002)
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[Publications] 藤田和男(共著): "世界の石油・天然ガス資源に関する2000年末評価"石油鉱業連明. 400 (2002)