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2003 Fiscal Year Annual Research Report

プランクトン・マイクロネクトンの同時定量採集のためのWYSIWYG(ウィズィウィグ)-Netの開発

Research Project

Project/Area Number 14360103
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

藤森 康澄  北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助手 (40261341)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山下 成治  北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助教授 (60166676)
向井 徹  北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助教授 (60209971)
Keywordsプランクトン / マイクロネクトン / フレームトロール / オキアミ / LOPC / 開閉式ネット / WYSIWYG-Net
Research Abstract

本年度は,1)ネット開閉装置の開発と動作試験,2)海上実験による生物データの取得と解析,について研究を行った。得られた成果は以下の通りである。
1)ネット開閉装置の開発と動作試験
装置の概要 ネット開閉装置の設計について検討を進め,主な仕様を次のように決定した。a.開閉機構:電磁ポンプ制御によるシーケンシャル開閉機構,b.開閉制御方式:メモリー式タイマーによる制御,以上の仕様により,本開閉装置は従来のようなアーマードケーブルによる有線制御とは異なり,特別なウインチを持たない調査船においても運用可能な開閉式ネットを実現する。
進捗状況 上記の各装置の詳細設計において多大な時間を労したことにより,現在,ようやく同装置の完成を迎え,陸上での動作試験に移る段階にある。海上での動作・運用試験は翌年度4月に予定しており,現在,その準備を整えている状況である。
2)海上実験による生物データの取得と解析
オキアミ類を対象としたFMT (Framed Midwater Trawl)による採集調査を継続し,採集データと科学魚探による音響データとの比較から,多周波法による音響散乱層内のオキアミの密度推定について検討を行った。その結果,オキアミについては120kHzと200kHzのdB差を用いた場合に良好な結果が得られることがわかった。
なお,本年度はICES Symposium on Fish Behaviour in Exploited EcosystemsにおいてWYSIWYG-Netの基本設計となるFMTの採集効率の変動に関する研究発表を行った。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 藤森康澄: "確率モデルによる漁具の漁獲選択性の推定とその応用"第3回数理水産科学研究交流会特集号. Vol.1. 21-26 (2003)

  • [Publications] Kazuhiko ITAYA: "Variation of catch efficiency of FMT (Framed Midwater Trawl) depending on net mouth area and towing speed"Handbook of ICES Symposium on Fish Behaviour in Exploited Ecosystems, Bergen, Norway. 72 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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