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2003 Fiscal Year Annual Research Report

染色体のマクロ制御と脳腸相互作用による巨大成長を示すGH遺伝子組み換えサケの研究

Research Project

Project/Area Number 14360104
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

森 司  日本大学, 生物資源科学部, 講師 (60241379)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 名古屋 博之  独立行政法人, 水産総合研究センター・養殖研究所・遺伝育種部, 主任研究員
KeywordsGHトランスジエニックアマゴ / DIGE / サブトラクション
Research Abstract

(1)GH遺伝子組み換えアマゴの脳、腸、肝臓、血清で発現しているタンパクのスクリーニング
1.成長促進を示しているGH遺伝子組み換えアマゴ(F2)とその兄弟を用いてGH遺伝子が組み換えられていない魚をPCRにより完全に選抜する。
2.各群12匹ずつ選び出し、脳(脳下垂体)、腸、肝臓 脾臓からタンパクを抽出してDIGE(デイフェレンシャルゲル電気泳動)にかけて発現量が極端に変化しているタンパクをスクリーニングした。その結果、脳下垂体はタンパク量があまりにも少なすぎることと膜タンパクが多いためか2次元電気泳動で良好な結果を得ることが出来なかった。しかし、腸、肝臓、血清で発現しているタンパクをDIGEにかけて、統計的有意(P<0.01)に増加または減少しているタンパクを分離した。これらのタンパク数は各臓器により異なっているが20-40個のタンパクにのぼり、それらを全てQ-TOFMSMSにかけてタンパク質の推定を行っている。現在、全体の1/5のサンプルの解析が終了した。
(2)GH遺伝子組み換え魚の脳、腸、消化器で発現している遺伝子のスクリーニング
GH遺伝子組み換えサケ(F2)の兄弟の年齢コントロール魚を用意しそれらの脳、腸、肝臓、脾臓からmRNAを抽出し、遺伝子組み換えアマゴで強く発現している物と逆に強く抑制されている物を得るためにサブトラクションを行った。発現が増強されている物と抑制されている物、それぞれ250個ずつスクリーニングし合計で一つの組織で500個のクローンを得た。これら全てをシークエンス解析した後相同性検索にかけ遺伝子の同定を行った。その結果、約200個の遺伝子を同定でき、ある特定の遺伝子が強く発現しまたは抑制されていることが解った。
(3)GH遺伝子組み換えアマゴ(F2)の作成
昨年作成したGH遺伝子組み換えアマゴのF1を用いて昨年春にF2を大量に作成した。このF2を用いて、今回の実験を十分行うことが出来た。また、今期の実験のために大量にサンプルを確保することが出来た。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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