2005 Fiscal Year Annual Research Report
カオス時空間解析による生物生産システム時空間ダイナミクスの同定・分級・予測
Project/Area Number |
14360148
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
酒井 憲司 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助教授 (40192083)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 義延 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 助教授 (00143636)
神崎 伸夫 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究部, 助教授 (80234152)
笹尾 彰 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究部, 教授 (70032993)
渋沢 栄 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (50149465)
岡本 博史 北海道大学, 農学研究科, 助手 (40322838)
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Keywords | カオス / 非線形力学 / 時空間ダイナミクス / 隔年結果 / 豊凶 / 生態情報学 / ハイパースペクトル / マルチスペクトル |
Research Abstract |
1.17年度は決定論的非線形予測を温州みかん収量の2005年度アンサンブル時系列に適用し4回目の検証をおこなった。この段階で、超球半径、重み設定法、最大近傍数、ライブラリ世代数などのパラメータを体系的に変化させ、短期予測精度の応答を調べた。その結果,高い精度での予測を実現できた.これまでの4回にわたり,決定論非線形予測に意味における1年先予測は高い精度であった.アンサンブル再構成法としてこれを名づけた.これにより、収量ベースのダイナミクス再構成法と予測法を確立できた。 2.48個内のハイパースペクトル画像によ温州みかんについての収量予測をに関して、閾値設定法、PCA、NNTなどについて、複数年度のデータを入力変数とした収量推定法を開発した。特に,閾値設定法については高い精度の推定が行われ,かつ,年次を越えた適応の可能性も示された.一方、コナラ林におけるハイパースペクトルイメージングおよびマルチスペクトルイメージングの月毎の撮影を継続実施し、複数年における推定モデルの構成を行った.その結果,色情報と収量に安定的な関係が確認できた。特に,対数変換収量を用いた解析において従来困難であった2003年データに関しても良好な関係が確認できた. 3.オートパイロット可能なラジコンヘリコプターにハイパーカメラおよびマルチカメラを搭載して生態系の超低高度撮影システムを開発するため,小型模型ヘリコプターによるモデル飛行を試みた. 4.カリフォルニア大学デービス校との共同プログラムの一環として研究を行った. 5.研究成果発表のワークショップ(国際ワークショップ「カオス・複雑系の生態情報学」を2004年に開催した「カオスおよび非線形力学の農業・生態系への応用」と共催として開催した。研究成果報告書を刊行した。
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Research Products
(4 results)