2003 Fiscal Year Annual Research Report
体細胞クローン技術を利用した筋肉内脂肪蓄積原因遺伝子の解析
Project/Area Number |
14360166
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
佐々木 義之 京都大学, 農学研究科, 教授 (10041013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 幸雄 京都大学, 農学研究科, 助手 (10252496)
山田 宜永 京都大学, 農学研究科, 助教授 (40253207)
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Keywords | 体細胞クローン牛 / 筋肉内脂肪蓄積 / 原因遺伝子 / リアルタイムPCR / 発現プロファイリング / 機能検索 / 候補遺伝子 / 体内筋肉組織部位 |
Research Abstract |
・候補バンドの選出 遺伝的に脂肪交雑能力の高いことが明らかな黒毛和種雄牛糸福号の体細胞クローン牛およびその能力が低いホルスタイン種牛の8、10、12、14ヶ月齢での最長筋に、14年度に確立した候補バンドの選出システム法を適用し、遺伝子発現プロファイリングを行った。その結果、96プライマーペアの解析により2,114個のバンドが特定され、脂肪交雑形成と関連があると予想される候補バンドが163個選出された。 ・候補バンドから候補遺伝子への絞込み 163個のうち22個についてシーケンスし、ホモロジー・機能検索を行った結果、PAI-RBP1およびLP2という脂肪交雑形成に関連をもつと考えられる遺伝子が認められた。次に、リアルタイムPCR法を用いて、選出システムで得られた上記22個の発現プロファイルの確証を行ったところ、PAI-RBP1とLP2については、そめ確証がなされなかったが、8個の遺伝子ではリアルタイムPCR法においても品種間に発現量の差が認められ、候補遺伝子となりうるものと考えられた。その中でも、2個の既知遺伝子と1個の未知遺伝子については、選出システムでの発現プロファイルが確証され、有力な候補遺伝子とみなされた。 ・脂肪交雑原因遺伝子としての可能性の検討 絞込みにより有力な候補遺伝子とみなされた2個の既知遺伝子について、同一品種内における筋肉内脂肪蓄積能力の異なる筋肉組織部位間の差に基づいた発現解析を行った。その結果、2個の遺伝子のいずれも、同一品種内での筋肉組織部位間で発現量の差が認められず、発現プロファイリングにより得られた品種間での発現量の差は、脂肪交雑とは無関係な品種の違いによるものであると考えられ、原因遺伝子としての可能性は否定された。.
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Yamada, T.: "Aspects and prospects of QTL analysis for marbling gene"J.Anim.Genet.. 30. 21-28 (2003)
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[Publications] Tanomura, H.: "A congenic strain (F344.OLETF-Imfm) diaplays the existence of intramuscular fat accumulation QTL on rat chromosome 1"Exp.Anim.. 52. 303-308 (2003)
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[Publications] Muramatsu, Y.: "Capn10, a candidate gene responsible for type 2 diabetes mellitus in the OLETF rat"IUBMB Life. 55. 533-537 (2003)
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[Publications] Ogino, T.: "Serum leptin concentration is linked to chromosomes 2 and 6 in the OLETF rat, an animal model of type 2 diabetes with mild obesity"Mamm.Genome. 14. 239-244 (2003)
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[Publications] Oishi, M.: "Generation of a total of 6,483 expressed sequence tags from 60 day-old bovine whole fetus and fetal placenta"Anim.Biotechnol.. In press.
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[Publications] Muramatsu, Y.: "Chromosomal mapping of HSPCB and MYL1 expressed abundantly in the bovine fetus"Anim.Biotechnol.. 14. 83-86 (2003)
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[Publications] Yamada, T.: "Genetic dissection of non-insulin-dependent diabetes mellitus in the OLETF rat. In Animal Frontier Sciences, (Eds.) Sto, E., Miyamoto H., Manabe N."Hokuto Shobo, Kyoto, Japan. 8 (2003)