2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14360207
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
山崎 良平 国立大学法人鳥取大学, 農学部, 教授 (80273887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一柳 剛 国立大学法人鳥取大学, 農学部, 講師 (00302240)
江角 保明 理化学研究所, 分子構造解析室, 先任技師 (70087500)
駒瀬 勝啓 北里研究所, 生物製剤研究所・開発研究部門, 部門長(研究職) (80215384)
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Keywords | lipooligosaccharide / lipopolysacchride / oligosaccharide / vaccine / Neisseria |
Research Abstract |
平成16年度は、下記のことを達成した。 オリゴ糖鎖合成 前年度合成した新しいヘプトース中間体を用いて、2、3および3、4分岐構造を有するオリゴ糖鎖の構築のための種々の受容体、供与体を達成した。これら受容体、供与体を用いて、グリコシル化反応を行い、2C7抗体のエピトープであるオリゴ糖鎖の合成を達成した。 また、オリゴ糖とLipid Aを架橋しているKDOの合成、特に、上記オリゴ糖鎖を結合後、立体選択的にタンパクとの結合を可能にする誘導体の合成を行った。その結果、高収率で新しいα-KDO誘導体の合成を達成した。 コンジュゲートの免疫原性と特異的分析 前年度合成したモデルコンジュゲートの質量分析と化学分析を行い、このタンパクコンジュゲートが用いた糖鎖を含有していることを確認した。更に、このコンジュゲートの免疫原性を動物実験で確認した。 この免疫原性の分析では、糖鎖を認識する抗体の確認には、微量ウエスタン分析が必要となるため。そのために、前年度開発した方法を更に改良し、十フェムトモルレベルのLOSを分析する条件を開発した。 この新しい微量分析法を用いて、モデルコンジュゲートで免疫した血清を分析した結果、LOSの糖鎖を認識する抗体産生を確認し、糖鎖タンパクコンジュゲートにより糖鎖を認識する抗体産生を促せることを見いだした。
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Research Products
(1 results)