2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14370254
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
加藤 達夫 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50051826)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳竹 忠臣 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (80308478)
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Keywords | 百日咳 / ワクチン / 予防接種 / 経鼻ワクチン / サイトカイン |
Research Abstract |
我々は、以前よりマウスに対し百日咳ワクチンの経鼻接種を試み、市販DPT三種混合ワクチン,百日咳菌体成分であるPT,またはFHAを様々な濃度で単独又は、アジュバントとして最も効果の高かった陽荷電レジンであるケイキサレートと共に鼻孔に接種し、その血中抗PT、FHA IgG抗体、鼻腔抗PT、FHA IgA抗体、リンパ球のPT,FHAに対する幼若化反応を測定し、無菌体百日咳ワクチンを筋肉内投与した場合と比較してきた。筋肉内投与では勿論局所の特異IgA抗体は産生されなかったが、Millsらの報告とは異なり、無菌体ワクチンでも細胞性免疫能は誘導された。一方経鼻接種では、血中IgG抗体のみならず、局所のIgA抗体および百日咳特異細胞性免疫も誘導された。現在、マウス脾臓細胞の培養上清中に分泌されるサイトカイン(IFN-γ,IL-2,IL-4,IL-10)を測定することにより、接種後に誘導されるリンパ球のTh1/Th2反応を比較検討しているが、最近信頼できるデータを得られる実験系が確立され、来年度にかけ様々な経路で接種されたワクチンにより誘導される免疫反応の違いをTh1/Th2反応の面から比較検討する予定である。
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Research Products
(2 results)