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2003 Fiscal Year Annual Research Report

活性誘導型転写因子を用いた血球分化系列決定および可塑性の分子メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 14370298
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

中島 秀明  東京大学, 医科学研究所, 助手 (30217723)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北村 俊雄  東京大学, 医科学研究所, 教授 (20282527)
Keywords血球分化 / 転写因子 / C / EBPα / PU.1 / トランスジェニックマウス
Research Abstract

転写制御の観点から血液細胞の分化制御およびlineage switchを分子レベルで検討するため、骨髄球系特異的転写因子であるC/EBPα, PU.1をエストロゲンレセプターのリガンド結合領域と融合させ、さらにこの領域に点突然変異を導入して4-hydroxy tamoxifen (4-HT)にのみ反応する活性誘導型転写因子を作製した。さらに、これをH-2Kプロモーターの下流につないだコンストラクトを作製、これから切り出したDNAフラグメントをマウスの受精卵にマイクロインジェクションし、トランスジェニックマウス(Tg)を作製した。
C/EBPα-ER Tgは計8ライン、PU.1-ER Tgは計5ラインにおいてtransgeneの染色体へのインテグレーションをサザンブロット法により認めた。これらにおけるtransgeneの発現をRT-CRにて確認したところ、C/EBPα-ER Tgでは5ラインにtransgeneの発現を認めたが、ウエスタンブロット法による蛋白の確認では1ラインのみがC/EBPα-ER蛋白を発現していた。C/EBPα-ER蛋白は胸腺・脾臓に高発現しており、骨髄・末梢血でも中等量発現していた。また、発現したC/EBPα-ER蛋白は4-HTに反応してDNA結合能を示すことがゲルシフト法により確認された。
今後はこれらのTgマウスを用い、4-HTにより転写活性を誘導した場合の血球分化の変化をコロニーアッセイ、FACSなどにより詳細に解析していく予定である。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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