2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14370360
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
後藤 満一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50162160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺島 雅典 福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (40197794)
佐藤 佳宏 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (60347218)
斎藤 拓朗 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (20305361)
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Keywords | 膵島再生 / キメラマウス / GFP産生マウス / 骨髄移植 / ストレプトゾトシン / 膵切除 |
Research Abstract |
膵島再生モデルにおけるにおいて骨髄細胞の関与を、GFPキメラマウスを用いて検討した。B6マウスをレシピエントとし、12Gy放射線照射後にグリーンマウスから分離した骨髄細胞を1x10(6)個移植し、移植後1、2、4週目に骨髄キメラ率を観察したところ、4週目で約90%の安定したキメラ状態を確認できたので、以下の実験は骨髄移植後4週目に実験をおこなった。200mg/kgのstreptozotocinを投与する系、あるいは60%の膵切除をおこなう系において、1,3,7日、1ヶ月と経時的に動物を犠死させ、膵組織へのGFP陽性細胞の取り込みを解析した。streptozotocinを投与する系においては膵島の再生を活性化するためlow-dose insulin implantを皮下に挿入し正常血糖化(200mg/dl以下)が得らた。処置1日後でβ細胞の破壊像を認め、GFP陽性なmacrophageと思われる細胞が出現し、3日後にはβ細胞がほとんど消失しGFP陽性細胞も減少した。7日目では膵島内にインスリン陽性細胞を認め、その数は、low-dose insulin implant動物で多く認めた。7日後の膵島内にはGFP陽性細胞が認められ、現在、その分化様式を同定している。一方、60%膵切除モデルではB6マウスでは膵島の再生像が切除後2週間日に観察されたが、キメラマウスでは充分な再生過程が検証できず、さらに膵切除量を増加し、実験を継続する計画である。
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Research Products
(1 results)