2004 Fiscal Year Annual Research Report
膵管組織片から膵内分泌幹/前駆細胞の新生と膵ラ島に分化誘導可能な培養系の開発
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14370366
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
窪田 倭 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (20075500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯貝 晶子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (50318929)
長屋 昌樹 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (90329300)
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Keywords | 膵内分泌前駆細胞 / 膵管組織片 / PDX-1 / インスリン / グルカゴン |
Research Abstract |
前年度は我々の開発した熱可逆性ハイドロゲル(thermoreveresible gelation polymer.TGP)を培養用基材に用いた三次元培養(4-6週間)した後、静置培養することによりsomatostatin陽性、PDX-1陽性、しかし、insulin陰性、glucogen陰性の細胞集塊が形成される培養法を確立した。今年度は膵内分泌細胞(insulin陽性)への分化誘導する目的で1)分化誘導因子activine Aによる影響2)血清による影響3)ブドウ糖濃度による影響などを検討した。 すでに報告した方法でラット膵管組織片を10%TGP含有RPMI1640にHGF10ng/ml, KGF10ng/ml, nicotinamide10mMを添加した培養液にて三次元培養した。4〜6週培養後、培養皿プレートを冷却してTGPを液化した。組織片・新生細胞集塊を培養皿に付着させ、静置培養した。静置培養時には上記分化誘導因子にHGF10ng/mlを40ng/mlに又はactivine A100ng/ml加えた培養液にて培養した群、2)無血清で5%ウシ・アルブミン(fraction A)群、3)ブドウ糖高濃度(400mg/dl)、低濃度50mg/dl以上を検討した。その結果、無血清でブドウ糖濃度が50mg/dl HGF40ng/ml, KGF10ng/ml, nicotinamide10mM含有RPMI1640で培養した群ではsomatostatin強陽性、PDX-1陽性、insulin弱陽性、glucogen陰性細胞集塊が形成された。しかし、insulin陽性細胞への分化誘導は長期培養(12-15週)してもみられなかった。この細胞集塊300個をブドウ糖濃度400mg/dl含有DMEMで2日間培養し、insulin分泌量を測定したが、insulinの分泌は認められなかった。
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