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2002 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子操作による臓器移植のための低免疫原性豚の作成

Research Project

Project/Area Number 14370374
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

大河内 信弘  筑波大学, 臨床医学系, 教授 (40213673)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安江 博  農業生物資源研究所, ゲノム研究グループ, 上席研究官
Keywords異種移植 / 異種抗原 / アンチセンス / 遺伝子導入
Research Abstract

移植医療の問題点の一つである移植臓器不足の解決法のひとつとして、異種動物からヒトへ臓器を移植する異種移植が挙げられる。このドナー動物としてブタが最も有望とされているが、ブタからヒトへの異種移植においてはヒト抗異種反応性自然抗体および補体によって引き起こされる超急性拒絶反応が大きな障壁となっている。この超急性拒絶反応を抑制するためには異種抗原(galactose α-1,3-galactose)を消去または減少させることが必要不可欠である。そこで本研究では、この細胞表面に存在する異種抗原を合成する転換酵素(α-1,3-galactosyltransferase)のアンチセンスRNAベクターを作成し、ブタ細胞への遺伝子導入を試みた。その結果、一過性発現ではあるが、ブタ細胞の異種抗原を減弱させられることが明らかになった。以上の結果より、遺伝子導入によりアンチセンスRNAを発現させα-1,3-galactosyltransferaseタンパクの翻訳を阻害する方法は、超急性拒絶反応を抑制する手段の一つとなることが示唆された。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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