2002 Fiscal Year Annual Research Report
四肢形態形成におけるソニックヘッジホック遺伝子発現調節機構の解明
Project/Area Number |
14370457
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
遠藤 直人 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (10251810)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳永 邦彦 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (60323987)
濃野 勉 川崎医科大学, 医学部, 助教授 (20098619)
|
Keywords | 四肢形態 / ヒト多指症 / 多指変位マウス / Sonic Hedgehog / LMBR1 / ニワトリ |
Research Abstract |
我々は転座を伴うヒト多指症患者および多指変異マウスSsqの解析により、ヒト7q36に存在するSonic Hedgehog(SHH)遺伝子の上流約800kbに存在する新規遺伝子LMBR1の内部に軸前性多指症(PPD)のlocusが存在し、それはSHH遺伝子の四肢特異的発現を調節するシス配列にあることを示唆する結果を得た(裏面PNAS論文に発表)。現在、ヒト多指症症例を対象にヒトとマウス間で高度に保存された候補領域の変異スクリーニングを進めている。 一方、未だ不明であったLMBR1遺伝子自体の多指症発症へめ関与の有無を確認する目的で、ニワトリでのLMBR1ホモログをクローニングし、発現時期および部位をイン・サイチュウ・ハイブリダイゼーションにより解析し、引き続き胎生期肢芽への過剰発現実験を計画した。その結果LMBR1遺伝子は胎生期肢芽に発現していることが確認され、現在過剰発現実験の結果を解析中である。
|
Research Products
(2 results)
-
[Publications] Horikoshi T, Endo N, et al.: "Disruption of a long-range cis-regulator for Shh causes preaxial polydactyly"Proceedings of National Academy of Science. 99. 7548-7553 (2002)
-
[Publications] Horikoshi T, Endo N, et al.: "Disruption of the C7orf2/Lmbr1 genic region is associated with preaxial polydactyly in humans and mice"Journal of Bone and Mineral Metabolism. 21. 1-4 (2003)