• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2004 Fiscal Year Annual Research Report

メカニカルストレスによる軟骨細胞の増殖と分化の制御を明らかにするための研究

Research Project

Project/Area Number 14370469
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

大湾 一郎  琉球大学, 医学部, 助教授 (80295310)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大嶺 啓  琉球大学, 医学部附属病院, 助手 (60295326)
Keywordsメカニカルストレス / 軟骨細胞 / ATDC5細胞 / II型コラーゲン / X型コラーゲン / アグリカン / ALP / PTH / PTHrP receptor
Research Abstract

(目的)メカニカルストレス(MS)がどの分化段階の軟骨細胞に作用し,骨化を促進させるのかを明らかにするために,ATDC5細胞を用いて,軟骨の分化とMSに対する反応を検討した.(方法)ATDC5細胞を4.2×7.5cmのプラスチックプレートに1×106cell/plateの密度で37℃,5%CO2存在下に培養した.培養開始後4,7,14,21,28,42日目に細胞の分化段階を確認し,培養液中でプラスチックプレートを4点曲げて彎曲させる方法によってMS(0.5Hz,4200μstrain)を負荷し,負荷開始後1,6,12,24時間の時点でのMSの効果をトルイジンンブルー,アルシアンブルー染色,ALP染色とノーザンプロット法を用いて確認した.ノーザンプロット法ではII型,X型コラーゲン,アグリカン,ALP, PTH/PTHrP receptor, osteopontin mRNA発現量を確認し,どの分化段階で最も強く反応したのかを検討した.また,ヒアルロン酸(HA)の効果を確認するために,HA 1mg/ml添加培養液を用いて同様の実験を行った。(結果)ATDC5細胞は,培養開始後4日目に凝集領域,7日目に軟骨結節,21日目に肥大型細胞を認めた.培養開始後4,7日目ではMSの効果は認められなかった.しかし,培養開始後14日目よりMSによるII型,X型コラーゲン,アグリカンmRNAの発現増加が認められ,特に,X型コラーゲンは分化に伴い,MSによる反応性の増大を認めた。ALP, PTH/PTHrP receptor, osteopontinでは発現量の変化は明らかでなかった.HAの添加はMSによる反応性を減弱させた.(考察と結論)ATDC5細胞は分化段階の違いによりMSへの反応性を変化させた.HAはMSの効果を減弱させた.

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi