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2002 Fiscal Year Annual Research Report

神経筋接合部シュワン細胞における新規LPA受容体の固定および局在解析

Research Project

Project/Area Number 14370473
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

岡島 誠一郎  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (70305580)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢追 毅  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (40311914)
伏木 信次  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (80150572)
Keywords神経筋接合部 / シュワン細胞 / 単一細胞由来全cDNA / リゾフォスファチジン酸 / スフィンゴシン1リン酸 / ディジェネレイトPCR法 / Gタンパク共役型受容体 / LPA受容体
Research Abstract

1,神経筋接合部シュワン細胞におけるリゾフォスファチジン酸(LPA)受容体ファミリー遺伝子群の発現解析
ラット坐骨神経の神経筋接合部および軸索周囲の各部位から複数の単一シュワン細胞を単離回収後、各細胞に由来するtotal RNAを抽出精製した.研究分担者・矢追により最近開発された単一細胞全cDNA増幅法により,先のRNAから各細胞由来全cDNA画分を調整した.これらcDNA画分を鋳型とする,シュワン細胞マーカーS-100β遺伝子特異的プライマーによるPCRを行い,これらcDNA画分が,各部位に局在するシュワン細胞に由来することを確認した.次に,LPA受容体ファミリーに属する既知遺伝子全8種各々に特異的なプライマーを用いて,先のcDNAを鋳型とするPCRを行った.その結果,既知のLPA受容体ファミリーのうち,lpA1とlpA2が両シュワン細胞において発現していること,更にlPA3とlPB1が神経筋接合部シュワン細胞特異的に発現していることが示唆された.そこで,ラットヒラメ筋切片を用いたin situ hybridizationにより,神経筋接合部シュワン細胞におけるlpA3とlpB1の発現を調べた結果,両受容体mRNAの発現は,軸索周囲シュワン細胞との比較において神経筋接合部シュワン細胞特異的であることが明らかとなった.
軸索損傷再生修復過程における両受容体タンパクの役割を調べるために現在,ラット両受容体に対するポリクローナル抗体を作製している.
2,神経筋接合部シュワン細胞に発現する新規LPA受容体の探索
既知LPA受容体ファミリーの膜貫通領域アミノ酸配列におけるコンセンサス配列をもとにディジェネレイト・プライマー混合物を設計した.現在,これらのプライマーを用いたPCR反応の条件検討を行っている.

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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