2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14370657
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
根岸 明秀 群馬大学, 医学部, 助教授 (60270914)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茂木 健司 群馬大学, 医学部, 教授 (70048411)
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Keywords | 口腔癌 / センチネルリンパ節 / 転移 / ナビゲーション・サージェリー |
Research Abstract |
今年度は,同意の得られた患者6例(下顎歯肉癌3例,舌癌,上顎歯肉癌,下唇癌各1例)に対し,本手法によるナビゲーション・サージエリーを施行した.いずれも臨床診断は,T2〜4,N0〜2であり,リンパ節摘出術予定の1例を除き,全頸部郭清術が計画されている症例であった. 手術24時間前に腫瘍周囲に2〜4か所99mTc標識フチン酸2mCiを注入.その1,2,3,4,12時間後にガンマカメラによる頭頸部の撮影を施行.手術中にシングルプローブ・シンチレーション・カウンターによる所属リンパ節の走査,手術後に摘出手術材料の検討を行った その結果,ガンマカメラによる撮影では,注入後1時間で所属リンパ節への集積が認められ,その集積は12時間後まで持続していた.問題点として注入した原発部位と所属リンパ節が近接しており,原発部位の放射線に対する遮蔽に工夫が必要とされた.手術中の所属リンパ節の走査では,5例においてセンチネルと思われるリンパ節における反応の検出は可能であり,このような場合,センチネルリンパ節および下流のリンパ節での転移は,病理組織学的に認められなかった.1例では,センチネルリンパ節と思われるリンパ節に転移が成立していたが,このリンパ節での反応は低かった.転移リンパ節では,RIの取り込みが低いため,さちに下流へ流出しているものと思われた. さらに症例をかさね,口腔癌におけるセンチネルリンパ節の同定を進める予定である.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Niinaka, Y., Negishi, A., et al.: "Regulation of cell motility via high and low affinity autocrine motility factor (AMF) receptor in human oral squamous carcinoma cells"Oral Oncology. 38. 49-55 (2002)
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[Publications] Uzawa, N., Negishi, A., et al.: "Loss of heterozygosity on the short arm of chromosome 3 in orel squamous cell carcinomas -Relationship between loss of heterozygosity on 3p25-ter region and clinical and histological features-"Dentistry in Japan. 38. 63-66 (2002)
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[Publications] 鵜澤成一, 根岸明秀, 他: "FNA-FISH法による口腔扁平上皮癌におけるcyclin D1遺伝子増幅の解析"日本口腔外科学会雑誌. 48・5. 245-251 (2002)
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[Publications] 根岸明秀: "口唇裂口蓋裂の総合診療"群馬県歯科医学会雑誌. 6. 9-14 (2002)